南チリ、メトリのファーム生活で、
フランス人大学生エステールが最後の日にくり出した激ウマのパン。
「ばあさんのパン」より手がこんでて時間がかかるけど、
より、ふっくら・もちもちを求めるなら、こちらです。
***作り方*** 中ぐらい7個(2人の夕食と朝食分)
マグカップに、ドライイーストを大さじ2、塩小さじ1くらい、砂糖小さじ1くらい、
ぬるま湯(イースト菌が死んじゃうので30℃以下で!と言っていた)を入れて溶く。
マグカップ1杯分のイースト液をつくる。
鍋かボールに小麦粉を入れ(カップ2くらい)、
イースト液を数回に分けて入れて、スプーンで混ぜていく。
水分が足りなければぬるま湯を足していく。
「ばあさんのパン」より結構柔らかく、ふわふわした感じになるところまで混ぜる。
まとまったら手でこねる。ちょっと手につくくらい柔らかいので
粉を台や手ふったりしながら固くなりすぎないようにこねていく。
(※このとき台が冷たくないように。木のテーブルでやるか、台が石で冷たいときは
熱いやかんを台にしばらく置いておくとか熱湯を流すとかすると温まる。)
こね方は、基本「ばあさんのパン」と同じ。
パンの中の繊維を伸ばすようにびーーっと押しながら伸ばし、それをまとめ伸ばす繰り返し。
手の温度でパンがあたたまり弾力が増したかなってくらいまで15分くらいこねる。
丸く1つにまとめて、温かいところで寝かせる。
ストーブの近くとか、陽だまりとか、なければ
オーブンを低温であたためて火を止めて、その中ででもいいと思う。
このへんは、知恵を使って、どうぞ。(埃がありそうならラップするとかね)
30分くらい寝かせると、生地がぶっくらふくれてくる。
指をぶすっと刺して穴が戻らない感じが目安だそう。
その生地をまたこねる。イーストがプスプスいうのがわかると思う。
もし乾燥してパサついてたら少し油を足してもいい。
生地をパンにしたい大きさに切り、丸くまとめる。
それをまた暖かいところで寝かせる。
生地がぽっこり膨れたら、オーブンの中火で焼く。
ひっくり返さない。
できあがり!
***
暖かい時期なら、夜こねて、2回目の放置をしたまま寝て
朝焼きたてを食べる、なんてことも可能だと思います。
ばあさんのパンの簡単さもいいけど、エステールのふわふわ具合も捨てがたい・・
ならば、何度か作って、ご自身独自の按配を見つけてくださいね。
私は、基本ばあさんの作り方で、合間に別の仕事を入れてすこーし寝かせ時間を作り
もう1度こね、形を作り、オーブンを弱ーくして最初5分ほど、そのあとちゃんと焼く、
みたいなやり方を今はやっています。