2009.12.19~ 52日間

[ROUTE]:ムンバイ→ゴア(アンジュナ、パンジム、パロレム)→ゴカルナ → バンガロール→マイソール→ コーチン→ バルカラ→ トリバンドラム

「あれ?こんな感じでいいんだっけ?」
「何か、もっとこう・・・感じなくちゃ!」

出発からしばらく、肩に思いきり入った力が取れなかった。
始まってしまった「旅」という生活の、ペースが掴めなかった。
怖かったし、心のどこかで、焦って、戸惑っていた。

時間をかけ、地元の人々と笑顔を交し合ううちに、
旅に出る前に自分が描いた「想定」と比較してしまっていたと気づいた。
いいんだ。力を抜いて。大きな世界に身を投げ出してみよう。
混沌・エナジー・ぐっちゃくちゃな世界に驚愕、後ずさり、
安宿生活に四苦八苦、ホームシック、コンプレックス、
いろいろありつつも、徐々に地に足が着いていったように思う。

 
 

 

すべてがオーガナイズされている事が基本だった日本、東京。
の常識から開放される快感。

「小さなことは気にしない。大きなことは分からない。」
これってとても謙虚な言葉だったんですね。
(YUKI)
2009.12/29 [a sense of travelling]より

 

旅って、こうして「○○が無い」と言わなくなっていくこと、
できることが増えていくこと、なのかもしれない
(MIWA)
2010.1/3「ビニール袋1つでできること」より

 

置いてきたもの、残してきたものの大切さに気づく。
どれだけたくさんの奇跡が起こって、
今大切だと感じているものたちが私の中にあるか。
i miss you は好きだよと訳してもいいんだろう。
(MIWA)
2010.1/13「あいつがここに居ない」より

 

そうだよな、私は私でしかない、し、
日本人だし、東京から来たし。ぜんぶ私だ。
出そうにもひっこめようにも仕方ないし、しなくていい。
胸はって行こう。
(MIWA)
2010.1/17「気後れは雲の彼方に」より

 

ここではほぼ全ての常識が違う。
別の常識のものに対して、評価は存在しない。

ただ、そうである。
違うものは、ただ、違う。それを受け入れる。

そうやって自分の常識を少しずつ壊していっている感覚がある。
(YUKI)
2010.1/22「1ヶ月」より

 

勝手に涙が溢れ出てきた。
私がここに来ようが来まいが当然お構いなしに世界は回っていて、
私が見たことあろうがなかろうが感動しようがしまいが幻滅しようが、
これが、これこそがリアルで。
そして何年後でもない、今、今の私がここにいて。
その事実に、心が震えた。
世界は常に広く、私は常に自由なんだ。
(MIWA)
2010.1/22「美和の場合」より

 

<南インド全体を振り返り>

最初は圧倒され、認めたくないがどこかで「怖い」と思っていた。
インドを熱望しわざわざやってきたくせに、そんな失礼な話はない。
大好きになった南インドの人々。
一度も危険な目に合わなかったばかりか、たくさんの愛情と元気をもらった。
優しい。明るい。笑顔。ちょっといい加減だけど。
(MIWA)
2010.2/11「犬が怖い、という話」より

 

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