2010.4.27~ 29日間

[ROUTE]: カトマンズ→ ポカラ

たくさんの「旅人」との出会い・再会があったカトマンズ。
愉快な時間、たくさんの刺激、と裏腹に、ちょうど始まった
マオイストによるストで街中が動きを止められる。

溜まっていた疲れがどっと出たのもネパール。
美和は赤痢で入院し、勇輝ははじめての大きな無気力感に悩まされた。

すっかりしょんぼり弱気になり、とにかく空気のきれいなところへと向かったポカラで
一人の素晴らしい女性、タラに出会う。
勇輝は一人で山に登って感触を取り戻す。
タラと、村の女性たちを笑顔にしたくて、がむしゃらに動いてみたら
予想をはるかに超える世界中の人からの熱い応援があり、
最後はすべてが吹っ飛ぶくらいの大きな感動があった。
今思えばすべて「書かれていた」導きだったのかもしれない。

 
 

 

私は、認めなくてはならない。
豊かになりすぎて大事なものを失くしてしまっていると憂いたりしたけど
私は、私はどうしようもなく東京が好きで恋しくて
今すぐにも帰りたい。 そして、私は、弱い。
絶対に言いたくなかった、でもこれを認めてしまわなくては。

そこからもう一度、私の旅を始めなくては。
(MIWA)
2010.5/11「遠くにエベレストが潤んで見えた」より

 

信じられなくなってたのかもしれない。
自分のこと。自分の信じてたこと。こんなに素晴らしい世界のこと。

もう当たり前に認識してるはずなのに、それが初めてかのように
「今」という瞬間を知った。
今は今しかないのに、何かを待っていたことを。
(MIWA)
2010.5/13「速度と音楽」より

 

何が素晴らしかったのかをキレイに整理できないけれど、
人と自然、「山の生活」の美しさなんだろうと思う。
(YUKI)
2010.5/23「1泊2日パンチャセトレッキング紀行」より

 

タラの目にぐわっと涙がたまる。震えている。
次の瞬間、タラが口を開き、出てきた言葉は、今度は私たちの目の奥を熱くさせた。

できすぎなんじゃないか?という、ちょっと鳥肌が立つような感覚。心臓の音。
大げさかもしれないけど、
それはまるで、奇跡のように思えた。
(MIWA)
2010.5/30「それは奇跡のようだった (最終報告)」より

→ポカラで村の女性作るクラフトの売り上げ支援を。(ソーシャルトラベルページへ)

 

<ネパール全体を振り返り>

それでもこの国を嫌いになることは到底できなかった。
むしろ、愛らしくて素直なこの国の人々のために
いろんなことが改善されるように、祈るような気持ちでいる。
こうやって、ニュースで目が止まる国が増えていくのだね。
(MIWA)
2010.6/5「回想ネパール」より

 

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