ルパンコ湖畔の小さな村の集会所。
ここで集会のために女性陣が作っていたエンパナーダを紹介します。

といっても、レシピがあるわけでも、レッスンを受けたわけでもないので、
見ながら「なんとなくこうかな」とつかんだ私なりの作り方です。

 

***作り方***

必要なのは、
①具 (ひき肉、野菜、ソーセージ、チーズなど)
②生地 (小麦粉、ドライイースト、塩・砂糖・サラダ油)
③揚げる油
です。


これは集会所に持ち寄られた、具となる材料の数々。ソーセージにパセリにトマト・・・
つまり、具はなんでもよいのですが、
よく街でも売られていたのが、
ハム&チーズ / 鶏肉&トマト+ハーブ / 牛ひき肉&玉ねぎ+黒胡椒
って感じです。ジャムを入れた甘いのもあります。
他にも、コーン、ツナ(+マヨが美味しい)、豆やグリンピースもいいし、
私が作って美味しかったのは、
干した貝と海藻と玉ねぎをカレー粉で炒めたもの、
フライパンで炒めたチョリソーを細かく刻んで野菜と一緒にチリソースで炒めたもの。
もちろん野菜だけでもいいし、中華野菜炒めの残りでもいい。なーーんでもいいのです。


このときは軽く炒めたひき肉+塩コショウに、玉ねぎのみじん切りをあめ色に炒めたものを
加え、たっぷりの刻みパセリと黒胡椒をしたものを使いました。

まず具を何か作り、冷ましておきます。

次に生地作り。

小麦粉にドライイーストと塩、砂糖を入れぬるま湯で溶かします。
基本はパンの作り方と一緒なんですが、
ドライイーストが少なめ、砂糖も少なめです。
(例:カップ2の小麦粉にイースト大さじ軽めの1、塩小さじ1、砂糖1つまみ)
パンは、荒くまとまるくらいまでぬるま湯を入れ、最後に少しの油でこねますが、
ざっくり混ぜたくらいのまだ粉っぽいところから油でまとめていく感じです。


ぶりんぶりんこねていきます。弾力がでたらOK。


ちぎって、面棒で細長く伸ばします。


面棒がなければワインの瓶でOK。伸ばした生地に具をならべ、
パタンと半分に。


指で空気を抜きながら軽く押し、切る場所の目安をつくります。


お皿のフチを使ってぐるーっと切り取ります。具から1センチくらい外側を。
余った生地は別の生地に足してこねて使います。


切り取ったら、指でフチをぎゅっぎゅっと押さえていきます。
あとは揚げるだけ!ワクワクする光景です。
生地を閉じるとき、あまり強く押す、または、爪を使ってしまうと、生地にこっそり穴があき、
揚げたときに具が出てきてしまうので注意してくださいね。


じゃんじゃん揚げてーー。
一番楽しい時間です。


揚げ時間はそんなに長くないです。
表面が軽く色づいたらもうOK。

できあがり。

***


エンパナーダと湯気と香りとおしゃべりと。
女同士の楽しい時間でした。

でも、好きな人と一緒にラブラブ作っても楽しいし、
子供たちとワイワイ作っても愉快です。
たっぷり作って、大人数で食べるのがいいですね。
ビールにも最高に合うし。

エンパナーダは、作る時間もおいしい時間。
それが特徴だと思います。

ぜひ、おやつに、パーティの前座に、サッカー観戦のおともに、
一度おためしくださいまし。