5月にアルゼンチンで帰国を決めたとき、
残りの3-4ヶ月の行き先を決める必要があった。
まだまだ行きたい国は沢山あるが、
かといって限られた期間で訪問国を増やすのは性に合わない。
友人がいるため自然に決まったブラジル、そしてコロンビア。
そしてその次は、、、?
中米の国はどこも興味があったけれど、
僕らはすべてをすっ飛ばしてキューバ行きを決めていた。
もう何年も前から決めていたかのような確信とともに。
僕らが何十年も無意識にひれ伏してきたアメリカと真っ向対峙し
生きる伝説フィデルカストロとともに社会主義を貫く、カリブ海の島国。
ハバナの街は時が止まったような古い建築と50年代のアメ車で彩られていると言う。
ラムとシガーに青い海。ミュージック。
物質的には貧しいけれど、ここに住む人たちは世界一ハッピーだという人もいる。
いやその幸せは見せかけで、貧しさは困窮を極めるとともに、
独裁政府に抑圧され自由を奪われた彼らは、
決してハッピーなんかじゃないと言う人もいる。
2週間のキューバ滞在。
今まで色々な国を見てきて「幸せ」の概念を考えさせられる事は多かったけれど、
ここまでエクストリームな国は間違いなくなかっただろう。
本当に色々考えさせられた。
旅の最後にこの国を訪れることになった偶然に心から感謝。
キューバ日記、始めてみます。