‘Social Travel’ タグのついている投稿

ソーシャル合宿Feel India!②それぞれの思い

2012 年 1 月 4 日 水曜日

あけましておめでとうございます。

帰国して3ヶ月がたちましたが、
年末の時点では完全にTOKYO TIMEの生活に逆戻り、
忙しない日々を過ごしておりました。
(そんな中、多くの方にご支援頂いたインド合宿の報告すら
滞らせてしまいました、申し訳ありません。)

年末年始、お約束的に2人で暑苦しく話をしましたが、
東京を離れた2年間の意義を再確認しました。
目の前の事に追われ本当に大切なことを見失う事なきよう、
精進していきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いします。

===

 

2日目。
朝、現地ソーシャルワーカー達の元へ
メンバー達は出発していった。

にぎやかだった宿は一気に静かになり
いつもの通りの2人になったのだが、どうも落ち着かない。
心配性の美和はなんだか色々言って心ここにあらずだし、
僕は僕で合宿期間中のスケジュール確定のためにせわしなく調整を続けていた。

ケンゴ(33歳/ITリーマン)、ウメ(22歳/美大生/初海外)、スミ(22歳/元自衛官/初海外)
のチームAが向かったのは、カイラシュ。
ブッダガヤ近隣のハリジャン(どのカーストにも属さない被差別階級)の村で、
村民の生活向上のための活動を10年以上続けているベテランソーシャルワーカー。
課題もカイラシュの希望や実行力もある程度見えているが、
そこから3人がどのような思いとプランを持って帰ってくるのか。。。


右端。井戸をつくった村人達へ支払いの図。

 

キョウ(30歳/格闘家風)、タク( 28歳/国際NGO)のチームB。
向かったのは、隣村に住む若手のラジェッシュ、ビジェイ、カピルの3人組。
ラジェッシュとビジェイは1年前にRISE UP卒業生としてまだ大学生の頃に出会ったが、
兄貴分のカピルと共に団体を立ち上げ近隣のハリジャン村の支援活動を始めていた。
若く優秀でパッション溢れる彼らだが、実績はほぼ無く、どう出るかは正直未知数だ。


左からビジェイ、ラジェッシュ、カピル。みな22歳〜25歳と若いが妻子持ち。

 

昼過ぎ、視察を終えたそれぞれのチームと合流。

さぞかし驚いたろうと感触を聞いてみると、
感情的な感想よりも、村人の生活環境や施策案についてのコメントが多く、
皆思いのほか 冷静に受け止めているようだった。
僕らが初めて村に行った時は随分ぶったまげたのだが、
「現状を踏まえ何ができるかを提案せよ」などというフリのせいなのか、
僕らが感動屋すぎるのか、なんなのか。

 

そして、全員で目の前にあるマハボディ寺院へ。
仏陀が悟りを開いたと言われる世界遺産、
むりやり入れこんだ、1週間の合宿期間で唯一の観光タイムだ。
その後は翌々日以降開始するRISE UPでの授業のための買い出し、
プロジェクト施策のためのチームmtg、などにより午後を過ごした。


2度目だけどやっぱりここは相当スゴいです。


敷地内は土足厳禁のため裸足。快晴のため焼けるように熱い。そしてこの裏に菩提寺が。


去年僕らもお世話になったブッダガヤ唯一の文房具屋。


どんぴしゃに欲しいものがあるはずもない。
限られた商品の中から頭を使い目的達成のためにモノを選ぶのがインド。

 

夜。

前日深夜に合流したけんごを含めた初の全員集合のディナーということで、
ビールを飲める高級(?)ホテルでキックオフ飲みを行うことに。

初日の夜も会食、昼も予定パツンパツンで走ってきたため、
皆でゆっくり話す機会はこれが初めて。
一同高めのテンションでの乾杯となった。


男性陣。左からひげ、ケンゴ、キョウ、タク


女性陣。 左から未だボリパー全開な人、スミ、ウメ

 

1杯目のジョッキが空になった頃合い。
本題の本日を踏まえたプロジェクト内容の議論に入る前に、
改めてみんなに合宿への参加動機を話してもらう事に。

それともう1つ。
今後、合宿夜ミーティングの定番となっていく「THE MOMENT」 。
毎日、最も心に残ったシーンを1人1人に発表してもらうのだ。

それでは各人の参加動機とあわせ、
初日の「THE MOMENT」公開いたします。

 
ケンゴ

僕の新卒1社目、富士通株式会社の同期。
10年勤め続ける真面目さと結婚式余興が趣味というおふざけたキャラ
のバランスが愛おしい、日本代表の遠藤に激似のケンゴの参加動機は
「こんな企画に乗ってくるヤバい奴らに会ってみたかった」
THE MOMENTは
「カイラシュの背中でバイクに乗って、大通りから村に入った瞬間。
日本には無い景色を、日本には絶対無い形で見た。」
「日本のサラリーマン代表」としての彼が、インドで何を感じ、何を残すのか、
本当に楽しみに思った。

 

タク(たくろう)

国際NGO「国境なき医師団」の一員としてマラウィとイエメンで活動してきたタク。
マラウィでフェス出店した際に美和が会話したのが機でブログを読んでくれていて、
合宿に参加してくれた。
「医師団での活動はゆうても色々な事がオーガナイズされていたが、
今回の企画は文字通りゼロからつくりあげていくもの。
経験も自信も無いが絶対に楽しいと思った」
というタクはさすがの現場対応力を既に随所で見せていた。
THE MOMENTは
「デリー駅の改札を出た瞬間。
実は同日程でフィジーへのサーフトリップに誘われていて
インドにして良かったのだろうかと悶々としていたが、
その熱気と臭いとパワーに全てが吹っ飛んで、まさにキターーーー だった。」

 

ウメ(梅干し)

ブログから無謀にも参加を希望してくれた突撃女子大生。
自らを梅干しと名乗る事前の自己紹介メールが爆笑だった彼女、
いつも明るいが実は気ぃ使いな面がちょっと見え始めていた。
「 初めての海外旅行、過酷だけど凄いと聞くインドにとにかく興味があった。
今回うまくいけばこれから1人旅でもうまくやっていけると思った。」
THE MOMENTは
「バラナシ空港を出たら、 混沌、カオス、めちゃくちゃ、何なに?
正直壊れかけた。ブッダガヤまで辿り着けないと思ったところから、
英語もつたない自分たちを助けてくれた大勢のインド人のおかげで
何とか列車に乗り込み到着した。インド人最高!って思った。」

 

スミ(かすみ)

声も体も小さく、頼れる小学校からの親友ウメの誘いに乗り
来てしまったもとい参加してくれたスミ。
100%天然、おとぼけ癒しキャラの彼女の参加動機は
「丁度仕事を辞めたところで、これから積極的に「生きる」
ことを考えていくきっかけになればと思った」
と実はひげボ好きのアツい感じ。THE MOMENTは
「街を歩きながら路上の店を見ていた時、
売り子が「こっちの方が安いよ」と教えてくれたところ
店長らしき人が「言うなよ!」と怒って、
そしたら売り子がシュンとした時」
という、さすがの天然ワールドな回答。
(よくよく考えるとかなり鋭い視点かもとも思うが)

 

キョウ(きよし)

キャリアブレーク中にアジアを周っていたと言うキョウは、
元サッカーJFLの選手だったりタイでムエタイジムに通っていたり
アジア各国でマッサージを勉強していたりしつつ、
しゃべったらコテコテ関西人な愛すべきムードメーカー。
「ブッダガヤに以前来た時に妙に気に入って、絶対また来る、
そう思っていた。大事な事は心で決めなさいとおばあちゃん
に言われていたし、今回のきっかけは偶然じゃないと思った」
※キョウのおばあちゃんネタはこの後鉄板ネタになりました。
THE MOMENTは
「村でインド人との久々にふれあった時。家の中に誰がいようと
まったく自然体でいる人々。心の許容量が違うし、
これこそインドだと思った。」

 

要約するとこんな内容を、
1時間以上かけてわんやわんや話し倒す。

それぞれの思いを抱えたこのメンバーが、
今、インドに集結してくれた。
なんかそれだけで胸にきたし、
これから来る数日間を思うと本当にわくわくした。
なんともキラキラした時間だった。

 

そして宴も後半、本題の視察を経ての 各チームの施策について。
これには僕らもびっくり、な素晴らしいアイディア続出、
ぐおぉーーーと血がたぎりました。
については、長くなったので次回にさせて頂きます。

(続く)

ソーシャル合宿Feel India!① 始動。

2011 年 12 月 7 日 水曜日

 

さていよいよ旅のラストを飾る、
インドでのソーシャル合宿 ”Don`t think, Feel India”。

旅中に続けてきたソーシャルトラベルプロジェクトは、
何度も書いてきたけど、学びと出会いと感動にあふれた最高の経験となった。
そして最後は僕らだけでなく他の人ともこの経験を共有したい、
という無謀なアイディアを妻が思いつき(大体いつもそう)、
帰国を決めた直後の6月、応募0名覚悟でブログ上で参加を募ってみたところ、
なんと5名ものバカ者もとい若者がインドに集結してれる事になった。
信じられない!僕らは手をとりあって喜んだ。

もう後には引けない。

ブッダガヤに1週間前乗りで入った僕らは
今回の企画を含めソーシャルトラベル企画における活動費を
支援してくれている東京のNPO「BOCS」の代表、CJと共に、
フル回転で事前調整を進めた。


複数のプロジェクトを行い近隣で一番とも言われるソーシャルワーカー、シッダールタ。


シッダールタの学校の校長、ディベンドラ。やはりこの学校は質が高い。


RISE-UP卒業生、みんなのHOPEだと感動したラジェッシュ達


超貧困村を対象に地道な活動を10年続けて来たカイラシュ


そして勿論この人、プラモド。RISE-UPの責任者。右の2人は孤児。


(番外編)突如僕らの宿にサドゥ(修行僧)が現れたりもした。
流れで3時間、ありがたいお言葉と手相占いとヨガマッサージをして頂く。。。

 

 

インドは、彼らは、2年前と変わらぬまま、僕らを待っていてくれた。

町も、家も、学校も、人も、そこから発せられる刺激とエネルギーも、あの時のまま。
きっと世界を何周してきても僕らはこの国と彼らに魅せられ続けるのだろうと思う。

変わったものが1つあるとすれば、子供達、若者達の成長していたこと。
孤児のシャルバンは高校に進学して、ダルメンドラは明らかに大人びていた。
(↑プラモドの写真の右の2人)
そして何より、あの時大学生だったラジェッシュ達グループは、
NGOを作り、貧困層のためにソーシャル活動を始めていた。
これを見れただけでも来て良かった、本当に幸せな気持ちになった。

そしてあっという間に1週間は過ぎ、CJがインドを離れ2人になった翌日、
参加者のうち4名がブッダガヤへ到着した。

こうして、いよいよ、合宿が始まった。

 

——–合宿の内容を簡単にご説明——–

■目的

目的はとにかく”Feel India”感じてもらうこと、
それと、ただ見る、感じる、の1歩先として、
自身で主体的に何かに取り組む事で世界をより近くに感じてもらう。

■2つの企画

①先生になってみよう:
僕らが机と椅子をプレゼンとしたRISE-UPで1人1コマ授業を実施するもの。
参加者には事前に授業の準備をしてもらった。

②プロジェクトを実施しよう:
参加者5人を2つのチームへ分けて、
それぞれ近隣の村落で活動するソーシャルワーカーの所へ行き、
課題抽出→支援案の提案→実施、までを合宿期間中に行うもの。
ひげボはあくまで紹介と援助のみ、参加者のプロジェクトとして実施する。

——–という体当たり的な企画です——–

 

初日。まずは皆へ簡単なオリエン。

事前メールでも合宿内容は伝えていたが、
全然「Don`t think」じゃないかなりハードルの高い企画に
一同「本当にできるのか。。」不安なリアクション。
僕らも正直相当自信が無かったが「とにかくやるしかないっしょー!」
と、とにかく盛り上げる。


右からウメ、スミ、タクロウ、グプタさん(宿のおやっさん)。
写真に写ってないもう1人キョウを加え初日は4名。参加者の紹介はこちらから。

 

その後、昼から隣村のRISE-UPと、カイラシュの活動するバプナガール村を視察し、
夜はシッダールタとの会食、さらに部屋飲み。
最後の参加者1人ケンゴが合流し、詰め込んだ初日が終了したのは24時をまわっていた。


カイラシュを囲み簡単な説明をうけていると、村人が集まって来た。
初海外のウメ&スミに限らず、皆まだ表情カタく、質問もあまり出なかった。


CJが支援を決めた井戸掘りの作業が始まっていた。
3人がかりで手作りの設備でテコの原理で鉄柱を地面へ打ち付け続ける。
これを3−4日続けると。基礎となるレンガが揺れていたりかなり原始的。


村の内部も見せてもらう。最下層のカーストの人々が暮らすこの村には、
観光客は年間で数えるほどしか来ないという。


RISE-UPでは僕らの作った机と椅子が大活躍、素直に嬉しかった。


プラモドは本当に嬉しそうに学校を案内してくれた。
アルプス一万尺のインド版のような遊びを子供とやって見せてくれたのだが、
興奮して力が入り過ぎ「バァーン!」と手を叩き子供が超痛そう、の図。


放課後は屋上に集まり、皆様からお預かりしたグッズ(服やカメラを除く)
をプレゼント。縄跳びがかなりウケました、感謝です。


放課後は8人が生活する孤児院へ。同じくお預かりした洋服の一部をプレゼント。


みんな毎日同じ服を着ているからか、本当に嬉しそうにしてくれました。
ご協力いただいた皆様、重ねて御礼です。


夜、シッダールタ宅でディナーを頂く。
家の外に椅子を出しての死ぬほど辛い手作りカレー、なんともFeel India!


と思った時にハプニング。
タクロウが畑を歩いていたところ大出血して帰って来た。


(後日撮影)真っ暗な庭にはビーサンを貫く釘の数々が。
大事にはいたらず本当に良かったが、恐るべし、インディア。。。

 

2日目。

今日から本格的に企画②プロジェクトをやってみよう、が始まる。
実は美和とはチーム分けでかなり揉めた。
初海外で英語もそこまで得意じゃない若い女子2人を
一緒にするか、別々にするか。
結局美和の主張する、2人一緒の方が力を出せるんじゃないかという案に賛成し、
自称デキリーマンの最年長ケンゴとの3人チームが成立した。

朝8時、カイラシュ(ウメ、スミ、ケンゴ)とラジェッシュ達(タクロウ、キョウ)
が迎えに来てくれて、メンバーをバイクに乗せて連れて行った。

本当に大丈夫だろうか。
彼らを宿で見送りながら、期待と不安で胸がいっぱいになった。

(続く)

インド合宿FEEL INDIA、いよいよ開始!

2011 年 9 月 17 日 土曜日

 

夕方、うだる暑さと雨季の湿気にうんざりしながら宿に帰ると、
すぐ横にある湿地帯がなにやら騒がしい。
よく見てみると、井戸のようなスペースにはまって動けなくなった牛を、
皆で引っ張り出そうとしているのだった。

スゲー光景とカメラを取って固唾を呑んで見守ること20分。
あーだこーだ叫びながら知恵をしぼり、
レンガを壊し丸太をてこにしてなんとか救出に成功した彼らは、
歓声をあげる こともなく四方に散らばっていった。

 

 

そんな日常をFEELしております、ナウあっとブッダガヤ、インド。
ブログはキューバ、というかたいちゃんで止まっていますが、
今回のみリアルタイムでアップデートいたします。

皆様のあたたかいご支援のもと実現したインド合宿、
参加者が揃っていよいよ開始しました!

今回は参加者を簡単にご紹介したいと思います。

 

けんご32歳。

大手IT企業勤務自称エロリーマンは、
メンバー全員メール で「年下男性はさんづけよろ」
という微妙なギャグで軽くすべった快調な滑り出しです。

インドに似つかわしくない
ピンクなシティファッションで登場です。

 

たくろう28歳。

国際NGO勤務。
写真のさわやか笑顔の裏には
今までの赴任先がマラウィとイエメンという
激し目の経験が眠っています。

1日早めに合流した彼は
絶妙のバランス感を発揮中。

 

梅干し20歳。

富山の芸術系大学に通う彼女、
あだ名を梅干しから最終的にはぼっちゃん
まで自身で発展させるクリエイターぶりを発揮中。

ちなみにきっと感じていると思いますが、
紀州梅が大好物、
スイッチ入ると梅干しを食べ始めます。

 

 

かすみ21歳。

梅干しとともにインドに乗り込む
彼女はなんと海外未経験!?
初海外にインド、しかもこんな合宿企画、
しかも元自衛官、只者じゃあありません。

もちろん、一人称は「自分」です。

 

 

きよし30歳。

自己紹介は現在タイでムエタイジムに通い中で、
ネパールからバングラを経由してインドin、
という 魅惑の内容。この男、ぶっ飛びにつき。

でも写真は嫌いとのことで
1人遠めの画像でお届けいたします。

 

 

今こうして僕らがブログをアップしている中、
みんなは2チームに別れて現場視察に行っています。

明日には現場で何ができるか各チーム提案をしてもらい、
明後日以降プロジェクトの実施。
と同時に明後日からはライズアップで授業をしてもらいます。

1週間ノンストップのはちゃめちゃ合宿、いよいよ始まりました。

 

インド合宿 FEEL INDIA ご報告と御礼

2011 年 9 月 2 日 金曜日

 

ブログ的にはキューバまっただ中ではありますが、
ここでインド合宿につきまして、改めて現状報告、
およびご協力の御礼を書かせていただきます。

 

参加状況

6名の参加者でFEEL INDIA!決行いたします。
(プラス1名、検討中)

女性陣は現役バックパッカーから元公務員、そして芸大学生。
男性陣は大手企業のイケリーマンからNGOボランティア@イエメン、さらにムエタイ戦士、
かなり多彩なメンバーが集まりました。

現在、参加者に「1人1コマ学校で授業を!」等の無茶ぶりを敢行中、
メールで授業アイディアなどを交換しており、
着々と準備を進めております。

 

物資支援

ありがとうございます!!!
なんとデジカメ8台、古着&新品洋服のべ50アイテム、
また「何か」のアイデアとして、
楽器(ピアニカ、アルト・ソプラノリコーダー計24個!)や
日本を伝える本や折り紙けん玉などの日本グッズ持ちきれないほど、
をインドに届けることができそうです!
(詳細は以下に記載いたします)

さらに、海外在住の方などからの現金でのご協力、
授業準備における教材作成でのご協力も頂きました。

この場を借りて、改めて心より御礼申し上げます。
突然の意味不明なチャレンジにも関わらず
多くの方々に応援いただき、めっさ感動しております。
皆様の物資やお気持ち、責任をもってしっかり届けたいと思います。

そして今回、ご提供いただいた楽器を利用して
音楽の授業を実施する予定です。
先方に確認したところRISE UPではまだ音楽のクラスは無いため、
教師一同、非常に期待しているとの返答を頂いております。

音楽の見識が深い訳ではありませんが、
まずは「ドレミの概念を教え」「授業として継続する土台をつくる」
ことを目的として、合宿参加者とともにチャレンジしてきたいと思います。

みんなの力とアイデアでインドの村の学校に新たな授業が生まれる!
というなんともHOPEにあふれた夢のある企画になり、
非常に興奮しています。ありがとうございます。

 

***************************************
以下、ご協力者および支援品の一覧です(順不動)
***************************************

・松村美樹 様
デジタルカメラ一台

・上原香代子 様
デジタルカメラ一台

・川勝しおり 様
古着一式(セーター×1、タートルネック×1、長袖シャツ×1、シャツ×1)、デジタルカメラ一台

・原崎貴絵 様
洋服一式(新品Tシャツ×10)

・八角英一 様
書籍×3(”SEEING TOKYO”、”SEEING JAPAN”、”世界一周空の旅”)、紙風船×150、折り紙×300、けん玉×5

・佐藤秀作 様、友美 様
デジタルカメラ一台

・吉原正 様、天羽生玲子 様、眞本悦子 様、他の皆様
古着一式(スカート×1、レインジャンパー×1、ジャンパー×1、タンクトップ×1、短ズボン1、ジャンパースカート×3、Tシャツ×1、ジーンズ×1、タオル地スカート×1、薄手毛布×1)、デジタルカメラ二台、その他(三角定規×5、鉛筆×30)

・中野聡 様
デジタルカメラ一台

・戸田麻美 様
古着一式(赤ポロシャツ×1、Tシャツ×2、ズボン×1、Tシャツ×1、セーター×3、ベスト×2、フリーストレーナー×1、ジャンパースカート×1)

・水木武史 様
デジタルカメラ一台

・須藤あや 様、松川直美子 様、長谷川由香利 様、永山亜矢 様、森川清美 様、ペンション横山 様、ペンションカレンズ 様、他の皆様
楽器一式(ソプラノリコーダー×5、アルトリコーダー×7、ピアニカ×12)
※郵送費負担の上、巨大な荷物をインドまで直送して頂きました!

・渡部徹 様、実佐子様
楽器一式(ソプラノリコーダー×5)、 書籍×2、古着一式(カバーオール×2、ワンピース×2、長袖シャツ×6、ランニング×7、ずぼん×1、半袖シャツ×2)

・松尾 様ご夫妻
現金でのご支援

・津田昌尚 様
現金でのご支援

・飯田純奈 様、木村 美帆様
音楽授業実施のための楽譜作成のご協力

*********************************

 

以上の皆様から、ご協力いただきました。
本当に本当に、どうもありがとうございます!

合宿は9月 16日~23日、ご報告はなるべく早い段階でしたいと思います。

 

インド合宿の進展とお願い

2011 年 8 月 3 日 水曜日

早いもので8月に入ってしまいました。
インド合宿まで1ヶ月半、帰国まで2ヶ月、
旅の終わりをあっぷあっぷしながら満喫中のヒゲですこんにちわ。

インド合宿について、現状報告とお願いを書きたいと思います。

 

参加状況と継続募集

現時点で3名の参加者+検討中の方数名、となっております。
参加表明および検討して頂いている皆様、本当にありがとうございます。

なお「7月末日までに」と以前書きましたが、
柔軟に対応できますので、引き続き参加者を絶賛募集中です!

お金で諦めかけたアナタ、Air Asiaという強い見方を知っていますか??
(羽田-KL-コルカタで片道4万円切ります、その他エアー情報ご相談下さい)
VISAとか面倒くさいと言うアナタ、なんと空港で取れるアライバルビザが登場です
(60ドルと事前に茗荷谷で取るより2倍以上高いですが・・)
休暇申請を出しづらいアナタ、長い人生から見たら1週間の休みなんて超短い、Just Do Itです!

インド。いやマジ、絶対ヤバい最高の体験になると思います。
是非とも引き続きご検討、そして「あいつ、こういうの好きかも」なご友人に、
ガンガン宣伝をお願いできれば嬉しい です。


当然カレーも待ってます

 

お願い

さて、とは言え参加のハードルが高いことは、
無職生活が2年になろうとしている僕でも実は理解しています。
そこで、参加できない方にお願いがあります。
金銭的な寄付は具体的な支援案が無いのでお願いはいたしませんが、
物質面と、アイデア面での、お願いです。

①古着

今までの経験から、洋服は先方に喜ばれ、無駄にならず、
もっとも手ごろなものの1つだと感じています。
3-4歳~13-4歳の少年少女向けのもの、冬は結構冷えるのでオールシーズンで。
自分(もしくは子供)の服を、インドの村の子供たちが着ている。
お金に色は無いけれど、モノを通じることで、
つながりを感じてもらえればと思っています。
可能な限りどの子供に渡ったのか、写真でフィードバックしたいと思います。

②中古デジタルカメラ

今後日本に戻る僕らにとって、遠くにすむ彼らとのコミュニケーションは
非常に大きな課題となってきます。
基本がメールでの会話となる中、ネット環境や言語の問題もあります。

そこで、できたら彼らにデジタルカメラを寄贈できないかと考えています。
言葉足らずでも、彼らから現場の様子を写真で伝えてもらうことができれば、
よりリッチなコミュニケーションができるようになると思うのです。

家のどこかに昔使っていたカメラが余っていませんか?
もしそんなジャストミートな方がいらしたら、我々に託して頂けないでしょうか?

③その他、未来につながる「何か」

例えば家に眠っていた図解の折り紙テキスト、
例えば東急ハンズで見つけた次世代の教育ツール、
例えばドンキで見つけた面白グッズでクリエイティブなクラスを、、、、

何でもかまいません。
インドの村のとある小学校に有用と思える「何か」思い当たるものがあれば、
是非とも寄付をお願いしたいと思います。
家の片付けをするとき、街に出るとき、 ネットサーフするとき、
頭の片隅にインドを置いておいて頂き、
「これもしかしたら・・・」というひらめきを、大募集します。
※ただし先生や生徒個人へ向けたものではなく、
学校への寄付として成り立つものでお願いいたします。

形式に縛られず、何でも言ってみてください。
そのアイディアを、僕ら合宿参加者がインドでカタチにします!
小難しいだけじゃない、支援やつながり方を模索していきたいのです。

 

という事で以上①古着②デジカメ③何か、
ご支援いただけるという方がいらっしゃいましたら、
higeboin@ジーメール.com宛てに、
数量、重さ、サイズを含めた詳細を8月15日までにご連絡をお願いいたします。

 

お願いばかりとなりましたが、以上となります。
どうぞどうぞどうぞ、宜しくお願いいたします!!

ソーシャルトラベル総括。と、9月インド合宿。

2011 年 7 月 9 日 土曜日

突然ですが、ひとつのチャレンジを決意しましたので、
ここに告白、というか告知をさせてください。

このブログをご覧のあなた、
9月の連休、僕らと一緒にインドに行きませんか??

ちょっと長くなりますが、経緯や思い、概要を書くので
読んで頂ければ嬉しいです。

 

経緯

5月に帰国を決意してから、いままでの旅を振り返るとともに、
9月以降の日本での新たな生活についてずっと考えてきました。
幸運にも出ることができたこの旅とは、なんだったのか、
この経験を、この先の人生にどうつなげ、どのような形で恩返しができるのか。

振り返ると本当に素晴らしい思い出ばかりの1年半でしたが、
中でもインドから始めた「ソーシャルトラベル」の試みは格別でした。
現地の人々の中に1歩踏みこんで一緒に活動することで、
観光だけでは見えなかったであろうリアリティに対面、
驚き、悩み、興奮、喜び、学び全てがギュウギュウに詰まった最高の体験となるとともに、
旅の、いや人生のターニングポイントになったような気もします。

では、ソーシャルトラベルとは、なんだったのだろう?
2人で改めていろいろ話をしました。

すべての始まりは、インドでした。
「WHYインド?」「ジコマンじゃない?」
足かせになっていたこういった問いは、
とにかく動いてみた結果、いつの間にか消えていました。
未来のHOPEの一片にでもつながるのであれば、
どこでもいい、なんでもいい、できる限りでいいじゃないか、
という僕らの「selfish compassion」を見つけた、全てのはじまり。


(村の学校へ机と椅子をプレゼント&一緒にペンキ塗り)

続いてネパールでは日本とネパールのつながりにより生まれる感動を、


(ブログを通じて女性グループの商品を日本へ販売)

マラウィでは与えるだけでなく自立を促す事の重要性を、


(村の若者達と観光客向け新商品の共同開発)

それと数千の子供達を考えると「キレイ事だけじゃないシビアなお金の現実」を、


(村の学校とともに音楽フェスでチャリティショップを。学校の生徒数は2,200人!)

他にも数え切れない様々なことを、学ぶことができました。

逆に、僕らの活動は現地の人たちの助けにどれだけなれたのか?
これは非常に難しい問題だと感じています。
「限られた期間と予算を考えれば」よくやった、という自画自賛な思いもあるけれど、
そんな括弧書きは現地の人にとっては知ったこっちゃない訳だし、
やはり現地に根を張って活動する人々を考えると正直甘いと思います。
この点は、現時点では「少ないとしても未来へのHOPEを生み出した」という事、
「ゼロがイチになった価値がある」という事で、自身を納得させています。

そんな中で、一番強く感じていることがあります。
それは、「すべて人だったんだな」ということです。

社会貢献がなんちゃらと小難しい議論も書きましたが、
僕らを突き動かし、僕らの心をわしづかみにしたのは、
子供たちのキラキラした笑顔は勿論だけど、
現地に根を張って汗をかき果てしない課題に挑み続ける
現地のソーシャルワーカー達でした。

プラモド、タラ、モニク、ケン、ジョン、、、。
彼らにほれた。好きだから、力になりたい。
結局すべてはそのシンプルな感情から生まれたものでした。
そしてソーシャルトラベルの活動で得た一番の財産は、
彼ら彼女らとのつながりである、と心の底から感じています。

そして、気づいたのです。
「世界とつながる喜び。幸せ。」
これこそが、ソーシャルトラベルで、この1年半の旅で見つけた、
かけがえの無い人生の価値であると。

環境も価値観も均一化された東京に生まれ育った僕らにとって、
特にインドやアフリカのように大きく異なる地で、
現地の人々とのつながりを持てたことは、何か決定的なものでした。
うまく説明できません、いやしようとも思いませんが、
とにかくこれなんです。

だから決意したのです。
自分自身としては旅の後も世界とつながり続けよう、
彼らソーシャルワーカーの助けになる活動を続けよう、
対外的には、日本の人たちが世界と、彼らとつながるきっかけをつくっていこうと。

 

こうして、旅の最後に、いや次の人生の始まりに、
もう1度インドに行く事に決めました。
もう1度プラモドに、みんなに会いに行こう。
今後の人生でどうやってつながっていけるか、支援していけるかを、
具体的に模索しに行こうと考えています。

そして今回は、日本から参加者を募るツアー、というか合宿?形式にして、
できれば1人でも多くの人と、インド体験を共有したいと考えました。
題して

「ひげボと行くソーシャル合宿2011 ~ don’t think, feel India ~」

今回を第一回として、例えば来年はマラウィに、次はネパールに、
といった形で、これから継続してツアーを開催するための
第一歩にできればと考えています。

 

概要

ということで前置き長くなりましたが、下記概要です。
参加人数や状況を見て適宜更新していきたいと思います。

期間 :
2011年9月16日~23日(のうち可能な期間にご参加下さい)

開催地:
インド>ビハール州>ブッダガヤ
(日本からはまずムンバイ、デリー、コルカタいずれかへ飛んだ上で、
そこから電車もしくは国内線飛行機での移動となります。詳細ご相談ください)

プログラム:
・ソーシャルトラベルで支援したRISE UPに加え、近隣の学校や社会企業家を訪問、
「何ができるか?」を共に検討し、実際に支援活動を 実施
・ローカル宅を訪問してのカレー対決(案)やRISE UPでのカルチャーイベント開催(例:凧揚げ大会)
・毎朝5時から座禅、夜はビールとカレーとともに暑苦しい活動報告と語らい
などを考えています(参加状況を見て詳細決定)


井戸建設プロジェクト


医療プロジェクト


RISE UP以外の学校も


村の女性支援


RISE UP卒業生たちの自宅

スタイル:
従来型のボランティアツアーのように全て用意された環境に来て頂くというより、
僕らと一緒にチャレンジし、共に考えていくようなものになります。

費用 :
すべて参加者にて実費をご負担ください。
フライト代金以外は1日5,000円見れば豪遊できる国です。
ブッダガヤでの宿泊先は参加者数とご要望を見た上で僕らで手配いたします。
(もちろん実費のみのご負担となります)

参加資格:
年齢、性別、国籍、性格、語学力、まったく不問です。
オープンマインドとチャレンジ精神は大歓迎です!

その他:
・インド入国にはビザが必要となるため事前の取得をお願いいたします。
・インド渡航に際して法的に必要とされる予防接種はありません。
厚労省検疫所などでは長期滞在者には一部の接種を勧めていますが、
個人的には数日の滞在期間、十分な予防をすればリスクは極めて低いと思います。
それよりも消毒液や虫除けの持参を忘れずに。
・万が一病気や怪我、トラブルのための旅行保険への加入はおすすめします。

 

参加希望やご検討に際してのご相談・ご質問につきましては、
当ブログ記事へのコメントもしくはhigeboin@ジーメイル.com宛てに、
2011年7月末日までにお送りください。
是非ともご家族ご友人を お誘いあわせの上、ご検討ください。

 

長くなりましたが、以上となります。

ツアーというより「合流しましょう!」というニュアンスの強いものではありますが、
ただでさえ刺激的なインドでの、更にローカルでディープでドアツい体験は期待頂けます。
サブタイトル通り don’t think, feel India 、とにかく絶対ヤバいと思います、
皆様の参加を心よりお待ちしております!!!

マイクロファイナンスの現場を訪ねて

2011 年 2 月 19 日 土曜日

マチュピチュのツアーでは、
景色や感動の他にもう1つ収穫があった。

kiva」というマイクロファイナンス*1のNGOで
ボランティアをしている1人のアメリカンとつながった事だ。
そう、巨大M&M袋を抱えジーパンスウェット姿で
アメリカ代表のプライドを守った、エリック22歳だ。

*1
貧困者層向けに数万円~の小額の貸付けなどを行うことで
経済的自立を促す金融サービス

マチュピチュからクスコに帰った僕らは、
彼にお願いしてその現場を訪問させてもらう事にした。

少し長くなりますが、写真+キャプションで簡単にレポートします。
とても感動したのでマイクロファイナンスだNGOだに興味の無い方も
是非読んで頂ければうれしいです。

*


乗り合いバンで近隣の村に向かいながらヒヤリング。
ふむふむkivaはネットを使って世界中のお金を借りたい貧困層と
世界中の支援者をつなげている巨大NGOで、
現場での運営はパートナーとなった現地のNGO「アラリワ」が行っているのか。

それはそれは美しい景色の中、
それはそれはラフな運転で走ること40分。
今回バンクミーティング*2の開かれるウルバンバ村へ到着した。

*2
多くのマイクロファイナンスでは、貸付けの対象を個人ではなく、
10-20名規模の「バンク」というコミュニティとしている。
バンクメンバーの1人でも返済ができないと
連帯で責任を取る契約とすることで高い返済率を実現している。
バンクミーティングは月1回、バンクメンバー全員とアラリワの貸付担当(ローンオフィサー)
が集まるもので、毎月の返済やビジネス研修などが行われる。


他の村もそうだったが、ちゃんと建物はたってるし
アフリカやインドで見たような「村!」という貧しさは感じない。


今回訪問したアラリワは4つの事業を行っているクスコ拠点のNGOで、
設立から30年以上たっている。
事業はマイクロファイナンス(左下)の他、農業や漁業なども行っているよう。


しばらくして主役となるアラリワ貸付担当のフレッドが到着。


すぐに会議が始まった。司会進行はフレッドが行うとともに、バンクのリーダー、
秘書、会計係などが前方で書記をしたり数字の管理をしている。


後方にはバンクメンバーが6人ほど。
写真はエリックが自身と僕らを紹介しているところ。
因みにマイクロファイナンスでは、就業機会の少ない女性が大半の貸し出し先となっている。


ミーティングは会議というより1人1人と返済&面談を進める形だった。
子供が写真に入ってきちゃうような環境だけど、
皆その表情は真剣そのものだった。


その間エリックはkivaのための現地フィードバック作成のためインタビュー。
kivaはクライアント(借り手)1人1人にページをつくっているが
webの出来は素晴らしいと感じた。
ちなみに今回のメンバーの1人セシリアのページ


僕もエリックに通訳してもらい色々聞かせてもらった。
質問先は上記セシリアさん、借りたお金を使って食用ネズミの餌を買うとのこと。

Q:何故マイクロファイナンスでの借り入れをしていますか?
A:日々の生活のため。夫の仕事と自身のやっている学校教師の給料だけでは
暮らしていけないの。何をやるにも元手資金が必要になるので、非常に助かるわ。

Q:生活費はどれくらいですか?また何に一番お金がかかりますか?
A:うちは家を持っているから家賃が無いのだけど、月間2,000ソル(60,000円)くらいかしら。
3人いる子供達の教育費や、クスコの外の大学に行っているのでその仕送りの負担が大きいわ。

Q:マイクロファイナンスが無かったら生活はどうなってると思いますか?
A:とても厳しい、苦しくなる。それに、村には窃盗などの犯罪が増えると思うわ。

Q:5年後、10年後の夢を教えてください。
A:・・・・(はて?という沈黙)

Q:お金に余裕ができたら、何をしたいですか?
A:・・、あ、旅行がしたいわ。他の国に行ってみたいわ。
国は、、そうね、イタリアとかかしら。勿論、日本もアメリカも(笑)。
(これについては他のメンバーからも多数同調がありあたしは何処、などと少し盛り上がった)


皆お母さんのため子供づれ。会議中も子供達は騒ぎたい放題だったけど、
なだめながら長い時間会議に集中している姿は印象的だった。


保母を母に持ち大の子供好き、バルセロナ以降にわかに出産欲求の高まった美和は、
会議が進む横でにわか保母さんとなっていた。


折り紙は素晴らしいコミュニケーションツールだと心から思う。
ちなみに「ORIGAMI」の認知度はワールドワイドです。


各人との面談も終わり、会も終盤に。
丁度半年のローンサイクルの終了したところとのことで、貸出額や返済額、
それに罰金や積み立てなどの合計がホワイトボードに書かれる。

するとにわかに場がエキサイトしてきた。
どうやらミーティングには来ていないメンバーの1人が
返済をしていない事が判明。
彼女を紹介したのは誰だ、どうする、などの話をしていたようだ。


しばらくすると1人の男性がミシンを持ってきた。
コミュニティで所有するこのミシンを売りに出して
補填の一部としようという話になったようだ。リアル。


その後は次のサイクルでも借り入れを希望する人を募り(ほぼ全員が希望)、
次のプレジデントなどの役職者を決めて、連絡網という名の責任分担などを決めていた。


終了の挨拶や掛け声も無いまま何となく人がバラバラ立ち上がり、
署名をして、会はお開きとなった。開始から約3時間、お疲れ様です。


会が終わりクスコへ帰る途中、エリックとフレッドとご飯を食べようかと言う事に。
行った先は1つの屋台だった。


なんとそこは今回のミーティングに参加していた夫婦の営むお店だった。
ミーティング終了後まだ15分くらいだろうか、既に働き始めていた。


両親がいない間は13歳の息子とお姉さんで切り盛りしていたようだ。
子供の労働は議論があるところだろうが、家族一緒で仲良くて、楽しそうだった。

簡単なスープそばとハンバーガーを売る屋台。
これと近くに生活雑貨屋を1つ営んで生活しているそうだ。
例えば屋台は約1,000ドルと言っていたけど、
そういった元手のためにマイクロファイナンスが活用されている訳だ。妙に納得感。


その後乗り合いタクシーに乗りクスコに着いたときはもう10時をまわっていた。

*

今回、特に印象に残ったことが2つある。
1つは、貸付担当フレッドの姿だ。

アラリワでは、貸付担当1人あたり
およそ20バンク250人のクライアントを持っているという。
今回のようなバンクミーティングを、
時にはクスコから数時間かける場所で、
ほぼ毎日こなしていると思うと、
そのハードワークぶりには頭が下がる。

小学校の一教室でジャケットを脱ぎシャツの腕をまくり、
村のお母さん達にお金やビジネスのいろはを教えるフレッド。
その姿を、何も知らないけど戦後の銀行マンのイメージと重ね、
なんか、ぐっときた。

社会の底上げ。
言葉にするとフっと消えてしまいそうだけど、
こういう頑張りにより、少しずつされているのだろう。
そしてそういう仕事をしている彼らのような人達こそ、
ソーシャルワーカーなんだろう、そう思う。

もう1つは、全体としての、素朴さ。

村の雰囲気を見ても借り手であるバンクメンバーを見ても、
上述の通りアフリカやインドのような強烈なインパクトは無い。
でもみんな、生きるのに子供を育てるのに一生懸命で、
夢(?)は旅行に行くことで。

言葉のイメージやメディアで見てきたものほど、
「poverty」「貧困」の現実は派手じゃないのかもしれない。
自身のイメージと彼女達の姿には正直ギャップがあった。

でもそこには必ず、それぞれの環境で毎日を生きる人がいる。
インドの現実。アフリカの現実。
そしてペルーの、クスコの近くのある村の現実。
心に刻み込みました。

*
マイクロファイナンスについては、
最近ではインドで債務過多からの自殺者が出たニュースもあったが、
他も含めて色々課題も多いようだ。

ただ貧困層の経済的自立を促すための手段のひとつとして、
素晴らしいものだと心から思える。
エリックの所属する「kiva」の米国での高い知名度もそうだが、
なにより、現地にそれ(お金)を必要としている人がいる事、
それにより救われる生活があるという事を信じられる。

また、寄付と何が違うのか?などと言う疑問も、
継続的に考えていきたいトピックとして自身の中に生まれた。
エリックと議論したところでは、現時点で下記のような整理。

①関係性:寄付だと生まれ易い「あげる側・もらう側」という上下関係意識が生まれづらい。
②貸し手の関与度:返済まで一定期間、情報交換が必ず生まれる。
③受け手のメンタリティ:返済義務により努力が必須、「貰って当然」になりづらい。

インド以来のソーシャルトラベルプロジェクトでは
寄付的な活動が多かった僕らにとって、
新たな気づきがあった事は間違い無い。

まだ自身の関与の仕方は分からないが、
課題やマイナス面を挙げるだけではなく、
解決策やプラス面、夢やHOPEを考えるような、
そんなスタンスで向き合って行きたいと思う。