高級サロンでイマドキな髪型に生まれ変わった妻は、
あるときは80年代に流行ったメタル系バンドのボーカルに、
寝起きもしくは二日酔いの時はプロレスラーに変身、
マンネリ化していた僕らの夫婦生活に刺激を与えてくれました。

そんな新婚ばりの初々しさとともに僕らが向かったのは、
ウユニ。

そう、ウユニ塩湖。
出発時点から「世界一見たかった観光地」と言っても過言ではない、
彼の地へついに。


ラパスからバスで10時間、のはずが途中で足止め。


雨によりぬかるんだ道にバスが一台スタック。
それを迂回しようとした車もスタックし1本道は事実上通行止めに。


足止め4時間ほどで埋め立て作業が完了し一同が歓声とともに走り行くバスを見送った。


バスを軽くするため乗客は車外非難し川を越えた。

なんか楽しかった。

*

予定より約5時間遅れでウユニの町へ到着したのは11時。
宿を確保しようかツアー情報を聞こうか
(ウユニ塩湖へは事実上ツアーでしか行けない)
などと話していると数人の客引きに囲まれる。

話を聞くとランチつき日帰りツアーで140ボリビアーノ
(約1700円)、しかもすぐ出発すると。
今日は天気良いし昨日雨降ってたからコンディションはよさそうだ。
この金額だったらダメでも明日以降また行けばいい。

いろいろ聞いて話して、
100ボリにまけてもらいつつ途中で降ろしてもらう
という変則プランで合意できる所を発見し、
4WDに飛び乗った。


電車の墓場?とやらへ最初行く。どのツアーに組み込まれてしまうらしいが
早く天気がいいうちに塩湖に行こうと気が気じゃなかった。


そして走ること30分。


看板も何も無くあっという間に塩湖の入り口に到着。外に出たら足が埋まった。


メンバーは僕らのほかペルー>リマからのサーファー、アレハンドロ&ディエゴ、
ブラジル>リオからの映画写真技師スー、ボリビアからのご夫婦、の6人。
(右はしで吼えてるのはブルーザーブロディではありません)

荷台に乗って、
ついに、ついに夢のウユニ塩湖へ突入。

(つづく)