たしか高校生くらいのときだったかなあ。
何かの番組で所さんが
「海の中の世界を知って人生観が変わった」くらいの事を言ってて、
初めてダイビングに興味を持った。
でも縁があまりなく時は過ぎ、
すっかりそんな事は忘れていた、最初の会社に入って2年目の夏休み。
何故か思い出せないけど旅行に行きたくなり1ヶ月の休暇を申請、
前代未聞のアホと言われつつも寛容な上司のお陰で
3週間東南アジアを周ることとなった。
そのとき、バンコクに到着しあまりにノープランだった僕が
勢いで辿り着いたタオ島でPADIライセンスを取ったのが9年前。
でもやっぱり縁がなく時は過ぎ、
結局この9年間で潜ったのは1度だけ。
(去年、この旅の初期に行ったマレーシアのマンタニーニ島)
嫌いじゃないんだけど、金かかるしボンベ重いし何かと大変だし、
何より裸にボードだけでできるサーフィンを始めてしまったし。
なんでこんな事を書いたかって、
こんな僕がダイビングに心熱くなったという話の前置きでしかありません。
メキシコのカリブ海でとにかく感動しちゃって、
勢いあまって6ダイブもしてしまいました。
(ダイバー的には相当大したこと無いけど)
THEリゾートでバックパッカー的には居づらいカンクンから約1時間、
このエリアのバックパッカー的拠点となる、プラヤデルカルメン(通称プラヤ)。
ここから船で1時間の所に、世界のダイバー憧れの地コスメル島がある。
小さな島の周りには珊瑚リーフが広がりダイブポイントが多数点在している。
出発するボート乗り場の時点でクッソ水きれい。
いやメキシカンカリブ、ほんとキレイでびっくりした。
僕が行ったのはパラダイス、サンフランシスコ、ほか2つのポイント。
てか、こういう能書きはどーでも良くて、とにかくちょおおおーー良かった!
今までのダイビングとは透明度がまったく違って、何十メートル先まで見える。
カメもバラクーダもサメもお目見えしてちょー興奮したけど、
それよりも、とにかく海の中で魚達の世界にまさにダイブしている感覚、
それだけでたまらなく気持ちがいい。
海の底から上を見上げるとエメラルドグリーンに輝く水、
で水の先に太陽が見えて、で、キラキラ光ってる中を魚達がスーッと通り過ぎるわけ。
初めて「ずーっと潜ってたい」って思いながらダイビングしてた。
今回のダイブ全部連れてってもらったタテキング。カリブだけで30ダイブ以上してるのでは?
という筋金入りダイバー。海の中の写真は全て彼撮影ですありがとうございます。
これは最初のダイブでひげ大興奮の絵。もちろん見所は短めのウェットスーツね。
あー伝わるかな伝わらないだろうなあ。
そうだ動画の方がいいかもしれない。
こちらもタテキング先生の作品ですがどうぞ。
あと、カンクンエリアでかな~り絶妙なダイビングがもう1つあります。
セノーテダイビング。
セノーテはカンクンのあるユカタン半島に広がる石灰岩地帯にできた天然の泉のこと。
世界中でもここでしか味わえないという、珍しいダイビングを楽しめる。
僕らが潜ったドス・オホス(2つの目)というポイント。
森の中の洞窟のような池に飛び込んでダイビングスタート。
水深はそこまで深くないので入り口付近は光があるが、
奥へ進むと真っ暗な世界が広がる。
真っ暗闇の中、鍾乳洞でできた水中の洞窟を手元のあかりを頼りに進む小冒険。
海のダイビングとはまっっったく違う世界、これはこれで忘れられない思い出になった。
セノーテはダイビングじゃなくてもスノーケリングでも楽しめる。
ここはエデンというセノーテ、5-6メートルの岩から飛び込んだ下では、
岩と藻と木の根っこと、 見たことの無い水中世界を楽しめる。
こうしたセノーテホッピングもこのエリアの楽しみの1つ。
とにかく兎に角とにもかくにも、
僕のダイビング観は完全に変わりました@メキシカンカリブ。
キューバとセットとしたツンでれな10日間の旅、次の休みに是非。
ドクターストップが解除され、最終日に初ダイブを果たしご満悦の美和。