2週間となった至福のバルセロナ滞在を終え、
予算とスケジュールを冷静に考えた結果西アフリカをあきらめ、
ついに夢の南米、ペルーへ!と旅は進んでおりますが、
すっ飛ばして気持ち悪いのでちょっとだけモロッコをキャッチアップします。
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マラケシュに始まり海辺の趣きタウンのエッサウィラ、
サーフィン三昧タガズート、そしてサハーラ砂漠。
と1ヶ月続いてきた極上モロカンツアーの最後を締めくくるのは、
クラフトアートとショッピングの街(勝手に命名)、フェズ。
パリでお世話になったマコ&コっちゃんも合流したフェズ滞在。
最初の数日を盛り上げてくれたのは、この少年。
モハメド君13歳(手前)。
ガイドブックなどに「危ないもしくは高い買い物をさせられるので注意」
と書いてある、いわゆる非公認ガイドだ。
でもこのあどけなさとオバチャンっぽさ、それにスっと横に寄り添っては小声で
色々勧誘をしてくる可愛い怪しさに惚れ込み彼と行動を共にすることにした。
とりあえず腹が減ったと言えばレストランに連れて行ってくれ、
(安いストリートスナックと言ったが体よくシカトされ1人600円くらいのちょっとしたレストランだった)
ジュラバが見たいと言えばビル2階にある誰が来るの?的なお店を紹介され、
(でもお気に入りを発見)
何も言ってないけどカーペット屋でお茶をいただく事になり、
そこで買わなかったら「お兄さんの所」というほかのカーペット屋にも連れてかれ、
次はやっぱり何も言ってないけどアンティーク屋に連れてかれたので夏木マリしてもらい、
道端でみかんを買う時も横にいてもらい、
などなど、なかなか盛りだくさんの1日を過ごした。
商品がちょっと高いとしてもたかが知れてるので
短期間で楽しむにはガイドについてくってのもやっぱいいもんだと納得。
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そして2日目、彼が異常に流暢な発音で連発していた「ナメシガワ」へ。
モロッコは革製品が主力の産業の1つのようで、
マラケシュ他どこに行っても革グッズがいっぱい。
中でもフェズはいたるところにタンネリと呼ばれる革をなめして染色する
加工場?があり街を歩いてると「ナメシガワ?」とやたら聞かれる。
どうせロクな事ないと思って今までずっとシカトしてけど、
なんでも愛しのモハメドちゃんのお父さんがやってるって事で、
行ってあげることにしたのだ。 (ファミリー攻撃も基本だよね!)
こちら革を染める穴たち。ビルの屋上から眺める。観光料とかはナシ。
で、見終わって階段を下りると死ぬほど商品が置いてあってさぁお買い物、という段取り。
マコさんはスウェードのシャツがお気に入り、美和はバブーシュ(サンダル)の交渉で
驚きの低価格を提示してモハメド父の度肝を抜いていた(交渉はもちろん決裂)。
バッグとかマジ欲しかったけど意外と安くないので断念(観光ガイド込みだから高コストだよね!)
何も買わなくてもヤクザな事にはならずひと安心。
ちなみにビルの脇で見かけた休み時間となった染色職人達。男的に萌え。
あ、もひとつあった。
のが、モロッコといえばの「アルガンオイル」。
今度はモハメド君の姉さんと兄さんがダブル登場しながら営業をして頂きました。
やっぱり人通りの少ない裏通りのこんな店に通され、
女性陣を観客席に座らせ腕にオイルを塗られたりしてると、
モハメド兄のアリーによるジャパネットたかた商法の売込みが始まった。
こちら、必見です。
あまりに面白くて、僕ら20ディルハム(200円)で買えるクリームを(後から判明)
なんと3倍の値段で買うことになってしまいました!
いやー久しぶりにこんなに笑ったよアリー。
3倍だったとは本当に悔しいけど君になら負けていい、
心からそう思ったよ。
ということで非公認ガイドモハメドと行く
「ちょっと割高盛りだくさんのフェズお買い物ツアー 」、
以上となります。
マコトミ姉妹、またも楽しかったアリガト!