あけましておめでとうございます。
さて12月5日に書籍を発刊してから、もうすぐ1ヶ月。
なんせ初めてのこと。
右も左も分からないながらとにかく動き、
小さな事から大きな事まで一喜一憂した。
1日遅れのクリスマスプレゼントでついにamazon瞬間1位!
を獲得したりといい感じに年を超したのですが、
残念ながら目標 であった「たちまち重版」はならなかった。。。
ということで成功している訳ではないので何の役にも立ちませんが、
書店飛び込みやイベント営業、手売りまでいろいろやってみた、
現時点での振り返りです。
■発売直前1ヶ月間
とにかく年内出版だけを目標に書くことに集中していたが、
やっと脱稿した頃にふと気づいた。
「あれ?どうやって売るんだ??」
あわてて施策案を書き出してみる。
①メディアへプレスリリース
②出版パーティ
③書店営業
④手売り
⑤タイアップ/イベント営業 (旅行会社とか大学とか留学系の会社とか大使館とか)
⑥WEBづくり
⑦献本
・・・・
網羅性もよくわからないが、とにかくできるところから実施。
そういえば、何を思ったか美和は自由大学の「出版道場」なるものに通い始めた。
まじ?今さら?と驚いたが、このいきなり思い立つ感じが奴の本分。
どうせ止めても聞かないしなあ思ってたら、これは実は大当たりだった。
そして貴重な発刊直前の1ヶ月は②出版パーティと⑥WEBづくりに
追われるように過ぎて行くのであった。。。
■12月5日〜14日
<amazon旅行書ランキング最高3位>
発売当日の12月5日に出版パーティを実施。
おかげさまで会は盛況、共同通信47ニュースで記事にして頂いたり、
多くの方々がFacebook等で紹介してくれた効果もあり、
amazonランキング(旅行書、以下同じ)もいい感じに。
最初数日は一桁台をキープし最高3位まで記録した。
そしてひたすら励んだのは③書店営業。
出版社から頂いた事前受注リストを元に、
多く仕入れて頂いた店に2人で手分けをして訪問。
ここでは美和の破壊力に驚く。
おどおど「あのう著者なんですけど。。。」と及び腰の僕に対し、
店が混んでようと何だろうと売り込みトークを炸裂させる。
ちなみに受注ゼロの僕に対し、連日「ビレバン○●店30冊きました!」
「ブック1st○●店10冊!」と報告をしてくる妻に惚れ直しました。。
(とある日曜日。映画までの待ち時間で営業に励む妻を隠し撮り)
書店営業では色々学びがあった。
レジじゃなくて売り場で棚を整理してる人やサービスカウンターを狙うこと、
堂々と店長や目的の棚(僕らの場合は旅棚および社会棚)担当者をお願いすること、
ポップは基本的にかなり喜ばれること、などなど。
(ちなみにビレバン渋谷宇田川町店のポップ。うれしーーー!)
さらにその営業力は手売りでも炸裂。
前述の自由大学さんのイベント>30冊を完売、や
友人主催の大忘年会>20冊を完売、など、地道に売上を積んでいく。
(お姐節で語る妻は若い子に人気が高い)
が、ランキングは徐々に下火に。
10位、20位、30位、、、、気づいたら100位近くまで下がって行った。
むむむむむ・・・
■12月15日〜24日
<amazon旅行書ランキング50位前後>
発売10日後となる15日、事件?は起きた。
毎日新聞の「ひと」欄で美和と2人で紹介されたのだ。
(出版道場クラスメートに記者さんをご紹介頂いた、あざます!!)
ランキングに大きな変化は無いが、書店営業が随分しやすくなった。
縮小コピーしたものを画用紙に貼り付けたポップを配りまくった。
またイベント営業で大きな収穫が。
出版社の営業Yさんがコールドコールから勝ち取ってくれた案件は、
なんと恐らくいま一番カッコいい書店、代官山蔦屋 T-SITE。
担当Kさんが「ノウハウ本や健康本は置かない」と豪語するこの店は、
それこそamazonが席巻する中でリアル書店のあり方を模索する実験店舗。
「日本一イベントをやる書店のひとつ」とのことで、
ひげボでなにかイベントやろうという話を頂くこととなった。
(1月末にオモロいのやりますんで、別途告知させて頂きます)
と色々動きはありながらも、ランキング的には伸び悩み続けたこの期間。
何よりも嬉しかったのは、読んで頂いた方々からの反響だ。
カッコいいあの兄貴からも、素敵なあのコからも、
「面白い!」「感動した!」なんとも嬉しいお言葉が次々と。。。
僕らは死ぬ程読んで、書いてきた訳で、
もう面白いのかなんなのか全く分からないのです。
いや〜ホント嬉しい。。。
反響を頂く度に2人で見せ合いハイタッチして喜んだ。
■12月25日〜
<amazon旅行書ランキング最高1位>
そしてついに山が動いた。のは、発売3週間後のある日。
あのさとなおさんがブログで書いてくれたのだ。
題名でちょっと損してるけど、めっちゃ面白い!「ソーシャルトラベル」
よく著名人が自著の反響をtwitterでRTしてるのを見てて、
僕もそれやりたくて毎日検索してたものの、
ほとんど反響なかった訳で笑。。。
ところがこの日、ソーシャルトラベルという検索に何十と結果が出てきた!
ってさとなおさんtweetを引用してるだけなので本の感想じゃないのだが。。。
しっかりダメ出しもいた頂いたもののその効果は絶大。
ランキングは1位まで上り詰め、数時間で陥落もその後も長期間上位をキープした。
(嬉しくてすかさずスクショ。2位が憧れのTRANSITってのもたまらない。
ちなみにamazon1位を語るには24時間キープが必須らしく僕らは語れません。
が、こうしてブログに書くのはいいのだろうか。。。)
てなことで、なんだか改めて勢いを感じている、お正月でした。←イマココ
■最後に
毎日amazonページを何度もチェックして、
一つひとつの進展に一喜一憂し、書店をかけずりまわり、な1ヶ月。
色んな事が皆様のおかげでめっちゃうまくいっているようです。感謝です。
が、数字としてはどうやら1000部くらい?な様子なのです。。。
こんなにうまくいってるのに、、、厳しいですが、これが現実。
(書店周りしていて見つけたポップ。安藤美冬さんの本、4日間で7万部だって)
無名の新人なわけで、出させて頂けるだけで、
読んで頂けるだけで感謝です。
でも、やっぱ悔しい。これが本音。
タイトルはじめ売れない要素もいっぱいあると思うし、
プロモーションももっともっとやりようがあるだろう。
でも、なんか今すっきりしている。
それはやっぱり「面白かった」という読んでくれた人からの声があるから。
本当にありがとうございます。
「一番良い本とは、10年20年と売れ続ける本です」
蔦屋代官山のKさんが言っていた(この方まーじ面白すぎです)お言葉。
長い間売れる本になれると信じて、地道に営業/販促をしていきたいと思う。
あと、旅や書籍は言ってみれば「もう過去」な訳で、
また新しいことにどんどんチャレンジして行こうと思う。
きっとそれらは全部つながっていくのだから。
そんなこんなでひげボ。今年も走ります。
どうぞどうぞ、よろしくお願いいたします。