バルセロナ。
ベイビーに悶えはぁはぁ言ってた時間が大半ですが、
もちろんそれだけではありません。
とってもいいとこでした。
バルセロナ。
イメージができない方は、映画、
「スパニッシュアパートメント」(私はまだ見てない)もしくは
「それでも恋するバルセロナ」(どんな題名やねん)をご覧ください。
そんな映画と関係あるかは知らないけど、
へーい!
ワイナリー!
みんなで電車に乗って、CODORNIUっていうCAVA(シャンパンのスペイン版)の有名銘柄の
ワイナリーに工場見学へ。トロッコ?に乗って地下貯蔵庫をまわる。たのしー!
カンプノウスタジアム!FCバルセロナ!
近い!すごい熱気! 相手が弱すぎて残念ながら
生メッシは見れなかったけど、生イニエスタは見れた!いい奴オーラ出てた!
(こんなコメント、サッカー好きの人に石投げられそう・・)
愉快な街歩き!
謎の大道芸。
地下鉄構内がダンスホールに?!
フナック(大型電気屋)のマンガコーナー。
ファストフードのセットは必ずドリンクのチョイスにセルベッサ(ビール)がある!
なに?ここオモサンだっけか?
うんまいもの!
ハモンセラーノ!!!じゅる・・・
安いムール貝をしこたま買って、冷えた白ワインとともに・・・。じゅる・・・・・
(なぜか)辛ラーメン。はうー!
ふらりとバールね。
気軽で手軽で、うまい!
慣れてなく、且つスペイン語が分からず、ボトル1本入れてしまった私たち。
みんなグラス1杯でさーっと出ていくのに最後までちまちま。 恥!
街中にあるレンタル自転車スタンド。
ほんじゃ、サイクリングGO!
たどりついた景色のいいとこ。
そう!ガーーーーウディ!!!
ガウディが作った、グエル公園!
観光客も地元民も、みんな憩っちゃってます。
パフォーマーと少年。
絵描きと後ろから見つめるモウリーニョ監督。
なにこれ、夢の世界?シャボン玉と子供たち。
ガウディには、正直驚いた。
1900年~1914年で建設、って古っ!
なのに、こんなに新しい!楽しい!
いうてもまあ、むかーしの人やろ? ってまったく興味がなかったガウディ。
でもすっかり惚れてもうた。
この遊び心。ハンパない。細部の細部まで、遊びすぎ!
なにこのロゴの可愛さ。
こんな発想できるの、ガウディの他に私は松本大洋先生しか知りません。
サグラダファミリアもねー。見るまでは、はいはいあれねー、
だって工事中じゃない、なにさ、くらいに思ってたんだけどさ。
細かいとこ見てるともう面白くって面白くって。なにそのトップにつけたクリンクリン!
変なとこに変なおじさんが座ってる!全然左右対称じゃない!ってゆうか、脈絡が、ない!!
自転車でガウディ、そんな観光客は他にいなかった。
で、街と関係ないけど、
みんなで過ごしたことね。やっぱね。
あけまして、おめでとーーーう!!!紅白もコタツもないけど、愉快な大晦日。
あーだこーだしゃべって飲んでね。これだね。求めてたね。
これはなぜ飛行機が飛ぶのか、その原理を討論してるところ。
酔っ払いはすることが謎!
*
そう、
バルサでの年越し。
一番の思い出は、
正人梨花のお宅(もはや民宿?)に、
アメリカから慎一、ドイツからゆみちゃんしゅうくん夫婦、
東京からケイ、住所不定のひげボ、が集合したこと。
今しかない、一期一会な大家族が出来上がった。
私はあるトピックを思い出していた。
それはパリで、キャサリン&アノルド宅に泊まらせてもらったとき話題になったこと。
欧米に浸透している「ゴッドファーザー/ゴッドマザー」文化についてだった。
親しい友人に子供が生まれた際、
この子の「ゴッドファーザー/マザー」になってほしいとお願いをされることがある。
それは、“親にもしものことがあったら成人するまで面倒を見る”という意味を持つ。
子供にとっては、メインではないけどサブの親を持つような感じで、
定期的に電話や手紙で話をしたり、時には親に話しにくいことを相談したり、
ゴッドファザー/マザーが海外にいる場合留学のため住まわせてもらったり。
なんだか楽しそうだ。
紙で契約書を交わすわけでもなく法的な拘束力はなにもないんだそうだけど、
私がイメージしてたよりも結構真面目だった。
場合によってはお願いをされても断わることもあるのだと、キャサリンは言った。
私はその時、これはすごくいい!日本にも流行ったらいい!と思った。
家族は多いほうがいい。子供はみんなで育てたらいい。って思っていたから。
「ゴッドファーザー/マザー」文化を提案する投稿を
このブログにも書こうと思っていたくらいだ。
でもこのネタ、あっためてるうちにだんだん「どうじゃろ?」と思うようになってきて、
頼む方も頼まれる方も気兼ねが出てきちゃったりしないかしら、なんて。
それにゴッドって名前の大げささしかり、
法廷で聖書に手を置いて誓いを立てるような、神の名のもとに理性を働かせる
って感性が私たち日本人にはないしねぇ、なんて。
まあ、そんな話はいいや、ってな感じで、
偶然の大家族生活を楽しんでいた。
主婦×3人で料理してねー。(※アーティチョーク、剥いてったらこんな小さい!って梨花の顔)
かわりばんこにみんなで子供見てねー。
できたよーー!!!って、この幸せ。
味も最高。ゆみちゃんに料理を教わる梨花&美和。
梨花のパエリアもうまかったなあー。(壮はまだね。ごめんね)
いーっぱい作って、みーんなで食べる!
これだっ!
なんか幸せだったの。
親だけじゃなくみんなで子供を見てる感じね。
でも、子供中心で振り回されてるかって言うとそうでもなくてね。
大人は大人で楽しくてね。
子供同士もわわーーってごっちゃになって遊んでてね。
ゴッドファーザー/マザーのこと、
気づいたらどうでもよくなっていた。
誰が誰のゴッドって命名さるとか、いいや。
みんなで。
みんなで自然に子供を育てられたらいいな、って。
こんなふうに。
誰の子だか、誰の親だか、誰のじいちゃんだか、ちょっと曖昧なくらいで、
子も親も、みんなで育っていけないかな。
だから、私たちに将来子供ができたら、
みなさんよろすく。
みんなの子も、じゃんじゃんうちで預かります。
うちの子と同じく叱ります。笑
壮、これから、たくさんの弟、妹ができるから、よろしくね!
*
あとで梨花からこんなメールをもらった。
「この2週間で、いただきますごちそうさまといったらお辞儀が出来るようになって、
バイバイもできるようになって、
ソファベッドへの上り下りも出来るようになったよ。
私と二人だけで日中過ごしてた生活だけじゃあ得られないたくさんのものを、
この一ヶ月みんなのおかげで壮は吸収できたと思う。
ありがとう!
やっぱり子育てはたくさんの人と交わりながらするのが一番だと痛感。
子供のためにも自分のためにも。」
*
そうだな、やっぱそうなんだなー。
大人と子供。
いくつもの家族。みんなで。
自然に。楽しく。無理せず。笑顔いっぱいで。
子供も、そして大人も、
学びと刺激と喜びが増えて
人生が豊かになるような。
なんか、イメージできた。
最後の日。
正人と梨花にこうやって見送られるのは何度目だろ。
この旅に出発する日、正人が最後に言った言葉
「助け合って生きていこうね!」
を思い出していた。
ありがとう。
またね。
(MIWA)