(お恥ずかしい投稿を放置してしまって・・・やっと更新です。失礼しました。
でもまた夫婦の話です、すみません///)

 

 

先日は、わたしたちの結婚記念日で、食事中にカードとギフトをもらいました。
(私からは何も用意してなかったのだけど。実は記念日とか疎くて…)

 

6年。

6年が経ちました。結婚してから。
「すごい、長いなー」って思いつつ、「まだそれだけだった?」って気もしたり。
食事しながら二人でこれまでの日々をぽつぽつ振り返ってみて、
それで気付いたことがありました。

それは2年更新の契約でも組んでるかのように、
2年ごとに変化してきている私たち夫婦の暮らし方、っていうかステージ。

 

最初の2年はお互い勤めていて、世田谷のベランダの大きな部屋に住み
忙しくも充実したTOKYOライフを満喫していた時期。
友人たちもまだ独身や結婚したてが多くて、
いつも集まっては飲んだり踊ったりバカやってたっけ。
愛おしい、キラキラした、かけがえのない日々。
未来には、幸せしかなく、すべてが完璧で満ち足りていて、
仕事も面白すぎて、愛と感謝でいっぱいで、皆が大好きで大好きで。
だけど、正体の分からないでも大事な、
「何か」がまだあって気づいていないような、そんな予感だけがあった。

 

次の2年は、そんな素晴らしい日々を手放して、二人で世界を周った。
住所を持たず、仕事も持たず、どこの何者でもない、
ちっぽけなただの「YUKIとMIWAっていう夫婦」として
新しい場所、新しい出会い、新しい気持ちの続いていく毎日を過ごした。
あらゆる局面でチャレンジが進級試験のように待っていて
私たちは試行錯誤ながら、チームとして強くなっていったと思う。
そしてソーシャルトラベルしたり、飛べなくなったり、ジタバタしたり
泣いたりしながら、「何か」を見つけることができた。
帰国して、一つの結果として本を出版することができた。

 

そしてこの2年。新宿と湘南に半半で暮らし、
東北に通い、『東北復興新聞』の発行を続けた。

二人で同じNPOの名刺を持ち、新しい世界に飛び込んでいった感じだ。
また今年は日本も旅して周り、地域起こしに取り組む人とも会い続けた。
新しい食のありかたを提案する『東北食べる通信』のお手伝いも始めた。
そうして東京はもちろん、東北や、日本のさまざまな地域に、
かっこよくて大好きな、素敵な友人がたくさんできた。そう思っている。
夫婦としては、世界一周よりも深まる経験などないと思っていたけど、
この2年は現実として旅よりも大変なことがいろいろあって、
夫婦の絆はさらに強くなった気がする。

 

そして今、この2年を一区切りさせてもらうような、ご褒美のような。
本当に嬉しいことに、復興に関する本を執筆させてもらっています。
3月11日の節目に、これまで東北で出会ってきた素晴らしい人たちの
リアルと希望の話をまとめて、出版させていただく予定です。
東北につなげてくれた人、新聞づくりを支えてくれた人、
何より東北の皆さん、ありがとう。
精一杯、頑張ります。

 

復興本の話をいただいた頃から、二人して
「この本が終わったら、何か大きく変わりそうだね」と話していました。
変わりそうっていうか、変えるって意味なのだけど。
どこに住もうか、何をしようか、またゼロから考えるようなワクワクした感じ。
(新聞は続けますけどね)

それらが全部、腑に落ちたんですね。
ああ、私たち、2年ごとだったのかって。

さて次の2年、このチームで、
どんなステージを人生の年表に刻もうか。
何を主軸に、何と何をやろうか。
どこを拠点に、どことどこに住もうか。

こんな感覚になれることも、
1つの企業に勤め、1つの場所に住むのが当然と思っていた

旅の前の自分が知らなかった大事な「何か」の一つだったり。
そう、本当に、私たちは皆、いつでも、いつからでも、
自由に、好きなように人生を送っていい。

 

この先、この2年サイクルが4年になったり6年になったりするかもしれない。
でも、きっと何がしかの変化は、私たちに必要だろうと予感しています。
それは私たちの憧れの夫婦、キャシーとポールみたいな
60代になるため、でもあるかな? この春、彼らが
TOKYOに会いに来てくれるのも、きっと何か意味があるんだと思います。

 

2014年、愛と感謝と希望を胸に、
ひげとボインはまた新しくスタートしたいと思います。

 

皆様、本当にありがとう!そしてどうぞ宜しく!


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(ラブレターの中身はいい加減公開しませんが、泣かされました。ありがとう)

(MIWA)