はいどうも。
こちら美和です。

えっ?
心配してたって?
投稿を待ってたって?
早く読みたかったって?
え?てゆうか、好き?

ちょちょ、待ってくれよい。
いやあー、参ったなあ。
と勝手に盛り上ったところで、私からの報告はじめます。

 

勇輝は男のロマン、パタゴニアへ
寒いのが苦手な私めは、農家に泊まりたい!農業を学びたい!ってことで、
2~3週間の予定で、単身、ファームステイに行って参りました。


勇輝にシュールに見送られる、チリは首都サンティアゴのバスターミナル。
シュールなはずです。私このとき、謎の号泣。
この旅始まって初の別行動。さばさばと支度したまでは良かったんだけど
バスに乗るときになって急に心細くなって「え?ほんとに?」みたいに怖くなって。
あはは。バカみたい。でもバスは出発してしまうのでした。
さらば夫よ。しばしの別れ。


心を無にして寝て、日が昇った。バスからの眺め。


当たり前だがバスは無事到着。南のプエルトモンよりちょっと北、オソルノ。


ドキドキしながら、重いバックパックによちよちしながら、一人でランチ。
もそもそ味の無いサンドイッチを食べる。孤独。


ミニバスに乗り、ルパンコ湖のフェリー乗り場まで。


美しい景色を見ても、すんごく大きな木を見ても、一人。
ああ、勇輝は大きな木が好きだったなー。


フェリーは、バスの到着を待っててくれた。これに乗って、目指すは湖の一番奥の集落。


思えば遠くに来たーもんだー
鼻歌を歌いながらも、若干泣きそうな俺。
こんなとこ来ちゃって、ほんとに大丈夫なんだろうか。
私ったら、全然勇敢じゃなかった。


でも深呼吸して、よく見たらすごい大自然。


よく見たら、超シュールな乗客。
一人一人に、「日本からキマシタ。MIWAとイイマス」と自己紹介。


今日は誕生会なの。ってどんだけほのぼの・・・


少しずつ、集落で人を降ろしていく。


「次で降りるのさ」、とヤギさん。
お疲れ様です。


正味40分、最終ポイント着。まさかの牛車がお出迎え。
(鉄パイプを運ぶためだったよう)


岸からの景色。美しい。という感嘆よりも、やばいこんなとこ来てもうた。って途方に暮れた。

 

 


10分ほど山道を上がって、着いた。
ここがお世話になるファーム。緑の扉が入り口。
でもここまで歩いて来た土地も全部そう、ってどんだけ広いん!


薪小屋に、あひる小屋に、鶏小屋、豚小屋、牛小屋、羊小屋・・・・・・・わああああああ


生き生きした野菜たち。


紫陽花や


ブルーベリーの花。




花、実、すべてが嘘みたいに生き生きと息吹を持って生きていて、
1つ1つ、手で触れて確かめた。

 

 



サンティアゴとは、いや、今までの世界のどことも違う空気が流れている。
ここは現実世界なんだろうか。
一人という不安も相まってか、どこか不思議な場所に迷いこんでしまった、
そんな感覚になって、ぽわーーとしていた私だった。

 

さて、
ここから始まる物語、
主人公は、


じいさんと、


ばあさんと


木でできたおうちと


2匹の犬と2匹の猫と、


ストーブと、


採れたての卵です。

果たして、私はやってけるのでしょうか。

 

 


サンティアゴにはオバマさんが来たようです。
あのまま居たら会えたのかな・・・

 

いけない。
振り返ってちゃダメだ。
集中しよう。
今日からここが、私の居場所なんだ。

 

続く

(MIWA)