さて大満足のマチュピチュInca Trail。
実は客だけでなんと28人の大所帯でのツアーとなった。
大きく分けるとラテンアメリカ半分、欧米半分、アジア我々のみ、
それぞれの国の国民性というかキャラが出ていて個人的にツボだった。
そこで、独断と偏見で勝手にファッションチェック、
無理やり国民性と絡めながら語ってみたいと思う。
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①カチっとキチっとゲルマン魂 [ドイツ]
ドイツからの参加者はオーガニック農業に従事するエルフィー(左)
と心理学を勉強するヘルマン(右)。
高性能ウィンドブレーカーに身を包んだ2人は、
バックパックやヘッドライトなどのギアも充実装備。
特に首までジッパーを上げバックパックのフロントベルトも
2本しっかり結合させたヘルマンの着こなしは、まさに欧州の優等生。
何でもカチっとキチっとなゲルマン魂そのものだ。
今まで出会ってきた多くのジャーマン旅人と同様
(ex.リマの西語学校で美和が勝手にライバル視したハナちゃん)、
ファッションに限らず食事の場の会話などでも
彼らの真面目な雰囲気は大きな存在感を示していた。
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②I`m the rule、ここはアメリカ大陸 [アメリカ]
上の写真で誰か気づいた人はいるだろうか。
過酷な自然環境下、皆が重装備で包む中、
海パンでこのトレイルに参加した男がいたことを。
彼の名はアレックス from USA。
アルゼンチンで英語教師をしている22歳だ。
そして同じくアメリカからはもう3人、
ペルーでボランティアをしているエリックと、そのご両親のケン&スーだ。
エリックの手にはM&Mでいっぱいの巨大なビニール袋。
Oh Yes!That`s America!!
海パンという独自スタイルで臨んだアレックスに対抗し、
エリックファミリーはアメリカンクラシックで登場。
スウェットのトレーナーにジーパン、これ以上のメリケンファッションがあるだろうか。
もちろん、オフショットの彼らがネルシャツだった事は言うまでもあるまい。
(左列のケンに注目だが、エリックも勿論ネルシャツを持っていた)
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③シンプル、キレイなスカンジネイビアンビューティ [デンマーク]
上下共に柄なしのシンプルコーディネートで登場は、
大学生のリズ(左)とビーナ(右)。
中でビーナもの麻素材プルオーバーシャツは、
山系やスポーツ系が目立つツアー客の中で異彩を放つとともに、
まさに北欧なキレイな印象を振りまいていた。
ファッションと共にホントキレイな心を持っていた2人、
まさにアルプスの少女の世界だった。
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④広大な大地のような心で受け止めて [オーストラリア]
大学のサマーブレイクに太平洋を越えて
南米旅行にやってきた2人のオージーはまだ20歳。
そこが山だろうが街だろうがお気に入りのレイバンは外せない。
ティアドロップにメッシュキャップがアタシのスタイルとサミー(左)、
対してカレッジ(何故かOXFORD)パーカーを合わせプレッピーテイストを
取り入れたのは、ナタリー(右)。
っておい、ここは山ですぞ君達。。。
食事の場で常に会話の中心にいたのは彼女達。
ファッション同様若さあふれるパワーで縦横無尽に駆け抜けていた。
その自由なキャラクターは、広大なオージー大地を想像させた。
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⑤ラテン・ギャルファッション2011 [アルゼンチン]
彼女の名前はララ、19歳。ブエノスアイレスから。
黒をベースに他の色をきかせるコーディネート、
小花柄のレインコートのインパクトは間違いなく参加者中No.1。
ハードな印象の中ピンクの水筒で可愛さを演出することもぬかりない。
これが、アルゼンチン2011年のギャルファッション。
見えてないけどナイキのド派手スニーカー可愛くてねえ、
っておいおい、だから君も、ここは山なんだって。。。
英語ができない彼女ではあったが、
そのキュートなファッションと果敢な発言で存在感を示し、
南米のパリ出身のとして国の威信を守っていた。
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⑥南米のファッションリーダー[ブラジル]
そしてInca Trail勝手にファッション大賞を受賞したのが、
ブラジルからのお2人、ディエゴ(左)とエリーサ(右)。
初日に全体を見回した時から、その独特のファッション、
それに抜群の容姿であきらかに違う空気を放っていた。
アジアンともスダメリカンともつかない
独特のゆるテイストの服装に加え、
複数の帽子やヘッドバンドで毎日コーディネートを変える頭まわり。
いやまじ、超カッコよかった。
職業ジャグラー、ってのもたまらない。
ララ同様英語を話さないディエゴだったが、
突然踊りだすなどのファッション同様奇抜な行動で
一同を沸かせていた。
ちょんまげ+ヒゲで兄弟となったディエゴ、ブラジルでは宜しく!
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(おまけ)なりきれないSAMURAIジャパン [日本]
エラそうに他人のファッションを批評しているお前らはどうなんだと。
そういうことです。
クスコで前日に急遽仕入れた観光客丸出しのペルージャージ、
および耳付きニットキャップ&アルパカVニット、
を原色系シャカシャカパンツに合わせるという、国籍不明な色クレイジーな仕上がり。
SAMURAI狙いのちょんまげヘヤーとあわせ
意味不明な存在感を見せつけてやりました。
ps
日本のプライドのため追記。トレイル中に会ったまおちゃんfrom OSAKAはかわいかったです。