あけましておめでとうございます。素敵なお正月を迎えられましたでしょうか。
今年もどうぞ宜しくお願いします。

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すごくすごく励みになります。感謝です。
今後も、ブログを観ていただきましたらどうぞお気軽にコメントをお願いします。

さて、クレイゼなカウントダウンパーティに参加しようと
ここゴアはAnjunaビーチに来た私どものお正月ですが、
それはそれはささやかでした。

大晦日の夕方7時、ビーチから帰ってきた勇輝の首が異常に熱く、
熱を計ると8度5分。ちょっとマズいかも。
日本食を作って抗生物質を飲ませて寝かせて、私は買い物に出た。
インド歴が長く今近所に滞在しているリオさんの携帯に電話をかけようとする。
一緒に行く約束をしていた今夜のカウントダウンパーティに
行けないかもしれないと伝えたくて。
でも電話屋が混んでいてなかなか番が来ない。
イギリス人らしき若者グループが順番に「Mam!Happy New Year!」
とやっている。やっとリオさんにかけると
そこに居た友達も含めかなり心配してあれを買え、こうしろ、
明日下がらなかったらマプサの町まで出てこの病院に、とアドバイスをくれる。
急に怖くなる。
とにかく、脱水症状のケアが大事ということで、「エレクトラル」なるものを
買うことに決めた。
スェーデン人の青年(ニック)が教えてくれた魔法のドリンクのちゃんとした版だ。
小さな売店を1つ1つ聞いて回るがどこにも売ってない。
最初は丁寧に「エクスキューズミー」から始めていたが
最後のほうは「エレクトラルー?!」と店の前から叫ぶように尋ね歩く。
今日に限ってレンタルバイクしていない。
「ここになかったらもうダメだろう」という、かなり遠くのスーパーまで行ってみた。
エレクトラルは無かったが、親切なインド人の女の子が代用品を教えてくれた。
エナジードリンクを作るものらしかった。
明日色んな店が閉まるリスクを考え、パンやチーズ、オレンジジュースを買い込む。
帰り道にレストランでスープとごはんを注文する。
店員の兄ちゃんたちが心配してあーだこーだ言って選んでくれたメニューだ。
野菜のクリームスープ。
卵を入れたいと言ったら下痢のときはダメだと皆に言われた。
待つ間、ボトル水を買って、広告紙をロウトにしてエナジードリンクを作る。
粉がこぼれないよう苦心する私を兄ちゃんたちが目で応援してくれる。
熱々のスープを持って、さらに水を2本買って帰る。汗が吹き出る。
ドアを開けると、勇輝が真っ青な顔をしていた。
「2時間半も何してたの?」
そんなに経っていたなんて。めちゃくちゃ心配をしてたらしい。
私が外から鍵をしたので出られもせず、あらゆる想像をして
気が気じゃなかったそうだ。ごめん。
熱が更に上がっていた。

ふと、こういう話あったな、と思った。
夫が妻のために櫛を買ったのに妻は夫のために髪を売ってなんか買ったって話。
ああなんか、うちら夫婦なんやね。
小さな部屋でふたりでスープを飲み、
エナジードリンクを飲んでくっついて寝て、
新年になる5分前、勇輝の手を引いて宿の屋上に上がってみた。
日本の花火師が見たら吹き出してしまうくらい陳腐な花火が上がった。
こんなことになっちゃってる状況とあわせて、笑ってしまった。
でも、きれいだった。
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そういえば初めて一緒に越す年。
今までの年月は仕事ですれ違いが多かったけど、
こんなにくっついて年越ししたから、今年はずっと一緒にいるという意味のような気がした。
ふたりでこれからどんな苦労するか分からないけど、
まあ一緒に行けば大丈夫でしょう。

皆様、こんな私たちですが末永く宜しくお願いします。
素晴らしい一年にしましょう。
(MIWA)