日差しが痛いくらいの炎天下。
日曜でシャッターだらけなのもあり、私は勇輝と別れて部屋に戻る。
部屋の延長2日分1000R払う。
昨日薬局で買ってきた神の粉エレクトラルを1Lのボトル水に注ぐ。
混ぜる。うまい。もう病みつきだ。Thanks リオさん&Nathan。
このドリンクは脱水症状ぎみなときしか美味しく感じないという。
はて。
洗濯禁止の張り紙を無視してロープを吊るす。
石鹸でざぶざぶ洗濯する。
絞る。風が通るように工夫して干す。
空が青い。ベートーベンの交響曲#7をかける。
(スピーカーをくれたトンバン部のヒョンたちに感謝)
インドには、というより、安宿には、最低限のものしかない。
基本汚い。
でも快適に過ごせる工夫ができてくる。
できることが少しづつ増えていく。
色んなことが苦じゃなくなってくる。
(そりゃあ真っ白なシーツが恋しいけれど)
旅人であり友人のリョウマがコメントしてくれた
「ビニール袋1つでできることの多さ…」を思い出す。
旅って、こうして「○○が無い」と言わなくなっていくこと、
できることが増えていくこと、なのかもしれない。
現地の人々の暮らし方に学ぶことも多い。
ビニール袋の使い道。これからもっと増えるかな、楽しみだ。
そういえば東京での生活は、あぁあれがあったら便利だなって
思った傍から高くなければどんどん買っていった。
気づけば卵をスライスする道具とかサラダの水を切る道具とか
頭皮をマッサージする道具とかペデュキアを上手に塗る道具とか
ウオノメに貼るシールとか○○用消臭剤とか、
用途が1つしかない、工夫の余地の無い物が部屋に溢れててびっくりした。
特に100均と深夜の通販で買ったものがやばい。
NHKドラマ「坂の上の雲」で、主人公の兄(名前忘れた)が
生活をシンプルにすることを徹底し
茶碗さえ二人で交互に使うシーンがあった。
脳を使って手を使って工夫する。これって結構ワクワクする。
なんてⅰ-podで音楽かけながら言っても、
贅沢な東京人の戯言なのかな。
でも今朝はふたりで合唱したんだった(なぜか「もう恋なんてしない」)。
結構アリだった。合唱。
茶碗を交互、までするつもりはないし、仙人のような暮らしを
するつもりはないけど、いい自分なりのバランスを持って、
次に生活を始めるときはもっとシンプルにしよう。
モーツァルトのオーボエ協奏曲が流れる。
このホルンとユーホニウム?の中低音が好きなんだ。
窓から見える上半身裸のインド人のおっさんと似合わなくてまたいい。
焦らず行きます。
また書きます。
(MIWA)