blog販売については本日販売期間が終了しました。
多くの反響に驚いております、ありがとうございました。
本記事はまったく別のものですが
別途最終報告の記事をあげさせて頂きます。
例えばダイビングの素晴らしさは
海の中の生物達との出会いだけでは語れず、
ビーチハウスでの生活や
ボートの上でいただくフルーツやビールの味わい、
それら全てを合わせたものであるように、
トレッキングの魅力も、
山々を望む絶景だけでは語れず、
様々な要素を合わせたところにあるのだろう。
たった2日の超イージー入門トレッキングだったけれど
想像以上の満足度と軽い膝痛・筋肉痛と共に僕は帰ってきた。
別の言い方をすると、
療養中の妻兼販売レディに全てを任せ
2日間遊びほうけていたということdeath。

7時半に街を出てタクシーで1時間、スタート地点に到着した。

あいにくの曇り空。トレイルは思ったより舗装されている。

ガイドはバラットさん42歳。これから2日間ずっと一緒、宜しくお願いします。彼との道中の会話もかけがえの無いものとなった。

ふと見ると丘の上に牛が。やはり僕は牛が好きだ。

大体誰かに飼われているものだが野生の牛もいる。

山奥にも学校があり、生活がある。

途中の村で少年達と遭遇。インドとはまた違う表情の数々。

君のことが好きだ。

子供だけじゃない。大人の表情もイカしてた。

村を越えてさらに山を登る。うねる道と霧は相当かっこいい。魔界村を思い出した。

そして霧の中に牛。神かと思った。ちなみにワイルドバッファローはたまに人を攻撃します。

3時間ほどで宿「The Happy Heart Hotel」へ到着。結構速かったが何も分からずついていったところ記録的な速さだったとのこと

緑と石づくりの建物にポップなペイントの柱が。こういうの好き。

ガイドのバラットさん部屋の前でナマステ。部屋は質素だけどキレイにしてあった。

宿は2人の女性によって切り盛りされている。こちら名物超元気印のマヤ。2人は未婚のちぎりを交わしたそうな(実は3人だったが1人抜け駆けとの噂も)

ボスのティーシャ、落ち着いていて、包容力たつぷり 。地酒(ロクシィー)づくりの絵。2人は同じ村の同じ部族(グルン族)で血はつながってないけど通称シスターズ。

2人はとにかくずっと働いていた。「働いていた」というより「生活していた」感じ。

もう1人。いついて4年、「ファミリー」となったオランダ人のテーヨ。ペインターで上の柱は彼の作品。やわらかい雰囲気で世界中を旅した話を聞かせてくれた。

キッチンのシェルフ。同じ向きにキレイに並べるところに几帳面さを感じる。

昼食後ちょっと歩いたところでラズベリー摘みを。

小一時間での成果。口に入るだけ詰め込むとフレッシュな果汁がいっぱいに広がり・・・極上でした。

左:急遽購入したMerrell日本未発売モデル(多分)のニセモノ4000円。天下のVibramソールはツルツルだったが履き心地よしで大満足。

昼寝の後5時から地酒をあおりつつ夕食。ダルバート(インドのターリみたいの)。客は僕1人、一緒に調理したり山村の素の生活をぷち体験できた。

翌朝。4時に出発し1時間弱歩くと山頂に到着。まだあたりは暗かった。

5:10 次第に明るくなってきた。

5:30 ご来光。

ツーリストは僕のほか2人いただけ。オフシーズンの特典だ。 眼下に雲を臨む、贅沢なひととき。

別アングル。光がさすと山の頂きが白く輝きだす。

その後山頂付近の寺などを訪ねる。まだうっすらヒマラヤを臨める。シヴァ神を祀るヒンドゥーテンプルだが仏教の旗がはためく。心地よいミクスチャー。

すぐ近くのチベット仏教のストゥーパ。

7時に宿に戻る。シスターズが火を炊き朝食を用意してくれていた。オムレツとパンケーキ、とコーヒー。

9時前までまったりして帰途につく。美しき村。前日より天気が良く気持ちがいい。この頃バラットとはマオイストやインド中国との関係についてアツく話し合っていた。

どこの村でも女性はよく働いている。色合いがすき。

校庭で前倣えする子供達。数年前70人だった生徒は山に道ができてから激減したそうだ。便利さの功罪。

少し歩くとまた別の学校があった。ナマステー!

僕を凝視する目があまりにキレイで心に突き刺さった。

下りは別ルートだったがこれまた新記録の2時間でバス停に到着。

バスを待つ間勝利のコーラを飲んでいると隣にベイビーとその家族が。かわゆすぎ。家族(写真はお姉ちゃん)が子を愛するのはどこでも全く一緒。

ガタガタの道をノロノロとバスは進む。1時間強でポカラに到着、まだ12時すぎだった。
トレッキングの人気ルートは
最低でも1週間から10日かかるようなので
僕はトレッキングを語る資格は全くない。
けれど声を大にして「最高だった」と言いたい。
何が素晴らしかったのかをキレイに整理できないけれど、
人と自然、「山の生活」の美しさなんだろうと思う。