サラーム。
最近、お腹が、ほんわりふんわり膨らんできました。
どういうことでしょうか。
全然めでたくはありません。
着いてみるまで、アブダビがどんなところか知らなかったし、
アブダビから高速バス2時間であの噂のドゥバーイに行けるとも思ってなかったし、
まさか、まさか、こんなブルジョワジーなムードの中、
自分のあらゆる欲望と真っ向から向き合う
(そしてことごとく負ける)ことになろうとは思ってもみませんでした。
まえおきはこの辺にしまして、
ここUAEはアブダビから、うまい物へのほとばしる唾液もとい情熱をお届けします。
くいしんぼう、万歳!
デイル宅すぐそばの巨大ショッピングモール、の、フードコート。
フライデーズ的バーガー屋。うんめーーーーー!!!
なぜかバーガーのセットにつくのは巨大シェイク。でへぇーーー。
もちろんゴールデンアーチも輝いており・・・(でもデリーのトラウマで行けず)
すし屋もあった!けどネタが4種・・・右からイクラ、サーモン、卵、かにかま・・・
トマトで盛り上げたい気持ちも分かるが・・・
地下には巨大スーパー。なんでも揃う。
ビールとワインを仕込み・・・ (デイル、愛してる!)
ほぼ日の晩酌・・・
素敵なオーガニックキャフェー。自家製チーズのケーキ、絶品。
男子はバーガーを注文。
向かいに座ってるのはブルース・ウィルス、ではなくデイルさん。
隣にすわるのは超美女のセレブ妻。ま、まぶすぃ・・・
実は、ニコール・キッドマンの妹なの・・・。って小粋なジョークまで。
惚れてまうやろーー!!!
デリカテッセン併設。違いの分からないこの品揃え。じゅる・・・
世界のチーズがコンニチハ。
でもやっぱり、大きくて使いやすい(奥様のマメさがよくにじみ出た)キッチンがあるのだもの、
やはり和食を作らせてもらおう、ということに。勇輝が所望したのは、なぜか「スタ丼」。
無理!でもなんとかそれっぽいものを準備して、最後は勇輝さん自ら調理。できた!
これが完成図、だそう。
まあまあ食べてみてよ。
優しいデイルはうまい!とたいらげてくれました。よかったね。
旅の途中たびたび(!)行っている「何が食べたいか選手権」で、何度も1位に輝いてきた
そう、それが、そうめん。念願叶ったり!
そんなことをやってるうちに、日本食が好きだというミシェルが噂を聞きつけ、
ぜひうちでパーティをってことに。「ハイ喜んでーー!!!」
仕事を辞めたいま、私の職業は「主婦」である。それは間違いない。
ここは頑張らねば日本の主婦の恥!人妻の恥!団地妻の恥!頑張れニッポン!
とは言ったものの、はうっ、大丈夫か?しかも当日人数を聞くと子供合わせて10人だという。
キッチンの主、奥様の居ぬ間に失礼します。2時間前から仕込み開始。
やばい、時間たんない・・・ あわわ・・・
ツナマヨとたまごときゅうりの太巻き。
あと5~6本はあっちで巻こう。からあげの肉をしょうが醤油に漬け込み、
謎のキングフィッシュの切り身をみそダレに漬け込み、
わかめをもどしてゴマダレと酢にそれぞれ漬け込み、
(1個300円もした豆腐×3丁は腐ってて使えなかった!ひぃー殺生な!)
お好み焼きの具を勇輝にとにかく切り刻んでもらい、いんげんを茹で、とにかく出発!
あとはミシェル宅で仕上げ。
フィリピンから来ている住み込み家政婦のファティマに手伝ってもらいながら。
はぁはぁ言いながら。
なんとか喜んでもらえた!!!ハイ喜んでーー!!!
(箸の練習中の末っ子マリアーン超可愛い)
最初のつもりがなぜか最後になってしまったお好み焼き。
みんな腹いっぱいで残ってもた・・・
関係ないけど日記を書くマリアーン。とにかく可愛い。
「見ちゃダメ!」だって。はいよー
全国の奥様、ほんと、毎日ご苦労様です。
アタマさがります。
ありがとうございます!
旦那が言わないなら私が言います。
いつも美味しいよ。愛してるよ!
そんなこんなで夜は更け・・・
愉快な宴と笑い声とワキ汗びっしょりの私。
そして明日はイラーン。
この、アブダビでの素敵ライフによって
ふんわりしたお腹とすっかりゆるみきった顔に、
後に衝撃の事態が待ち受けていようとは、
この時誰も知る由もなかったのである・・・・
ゴクリ。
(MIWA)