1ヶ月弱となったそれぞれの単独行動を追えた僕らは、
チリ南部の港町プエルトモンで合流した。

それから更に2週間ほどエンジョイした愛しのチリ、
最後の日々を、写真で振り返ります。

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プエルトモン。ふつ~の街だが、海と遠くに見えるオソルノ山がキモチ良い。


この街のキッズ達はスケボーよりMTB。


怖くない。


そして、ここはなんと言ってもシーフード。市場には所狭しと魚介類が並ぶ。


目玉は生ウニ、目にも止まらぬ速さで身を取り出していく職人たち。


ワインボトル大の瓶(400円)で購入、寿司にウニパスタに、、、と夢は膨らむ。


大好物の海苔も買った。500gくらいのかたまりで100円だったかな。この後2週間大活躍。


干した貝とあわせて佃煮をつくってみた。海の香りがキツいが、かなりうまし。
実はバーナーと鍋しょってトレッキングをしてから料理にハマっており、
ここで魚介類買って料理するのは本当に楽しみにしていた。


ファーム生活で随分お疲れの妻へ、
かぼちゃの煮つけなぞにも挑戦し精一杯の再会ディナーをもてなす。

いやーやっぱ寿司サイコー日本食最強。
これが幸せってやつですか?
いいんですかこんな幸せで??

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日本食とあっついシャワー&まともベッドで
ヒットポイントを回復した僕らだったが、
次の行き先がノーアイディアだった。

どうしたものかと思いあぐねていたところ、
なんと美和の弟の義父である佐野さまが、
以前チリに住んでいてご友人がチリ中にいらっしゃる!
という仰天情報が発覚した。

そして思い切ってご友人の1人にメールをしてみた2日後には、
僕らはチリ中部の街、テムコに来ていた。
いつもながら、ご縁に感謝感激ぼく秀樹でございます。


マルセロ・ベネガスさん。突然の訪問にも関わらず、素敵な1軒家に2泊ほど泊めて頂きました。


義父とのご縁は剣道。義父がチリで剣道指導していた生徒さんでらっしゃいます。
熱を入れて剣道に打ち込んでいるご様子で、なんだか日本人として誇らしかった。
ちなみにその前は空手を10年以上された有段者でもあるけれど、
空手はチリではビジネス化が進んで残念だと言っていた。


写真を見せてもらっていたら義妹を発見!剣道の試合会場だったかな。


こちらマルセロさんご一家。まじおキレイな奥様、かわいい大学生の息子と、
居候中の姪っこさん。


ちなみにタバコのパッケージは世界中面白いけどこれは中々レベル高いと思った。


泊めて頂いているお礼を、と恒例の日本食ナイトをすることに。マーケットへ買出しに。


このテムコって街、大きな街なんだけどほのぼのさを残してて、なんか好きだったんだよなあ。


お約束の太巻きをつくるが粘り気の無いライスを買ってしまい大失敗しつつ、
(その様子を怪訝そうに見るお母様・・・)


ジャパニーズピッザと銘打ったお好み焼きと鳥の唐揚げという定番メニューでせめてもの恩返し


この日は結婚して家を出ている娘さんも合流。


わかってる。まじで、可愛い。
マルセロパパの目じりも当然下がるさ、それは世界共通。
ちなみに赤ちゃんのヘッドバンドファッションはチリでは結構定番っぽい。


家族からしたら急に意味不明に日本人が家に泊まりだしてびっくりだろうに、
カタコトのスペイン語にも根気強くつきあってもらいつつ、優しく、自然に受け入れて頂きました。
自分と異なるものへの許容範囲が広いっていうか、気にしないっていうか、
そのノリが、好きです。


そして家族みんなが本当に仲良い感じが伝わってきてこっちも幸せになった。
素敵な時間をすごしました、本当にありがとうございました。

さすがに急に押しかけたこともあり、
マルセロさん宅での居候は2日で切り上げる事にしたけれど、
チリの都市生活を垣間見れた素晴らしい経験となった。
彼らの生活は、日本の僕らのそれと大きく変わる事はなかった。
旅を進めるに従い、自分達との「違い」より、
「共通点」を感じる事が多くなっている気がする。

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テムコを後にした僕らは、
チリNo.1とも言われる観光名所、プコンという町へ向かった。