さあて旅の続きはメキシコから。
どうしても書かずにはおれない、メキシコの魅力をいっちょおとどけします!

 

そう。私の所望の国、メキシコ。

メキシコは中米にあたるのだけど、
ペルーから始まり南米大陸を半年かけて回った、
その最終地点の位置づけ。

独自の文化色濃いこの国で私が注目していたのは、
なんといっても、食と買物でした。

まずは食。
タイトルに食い倒れとあるけど、赤痢で入院したわけじゃありませんよ、
食って食って食いまくった、って意味ですよー。

 

ペルー・ボリビアのパパ(ジャガイモ)とポヨ(鶏肉)、
チリ南のマリスコス(魚介)とアルガ(海藻)、アルゼンチンの牛肉とワインなどなど、
これまで行った国でもそれぞれ色はありました。
でも、大きくくれば、おかずとご飯/パンなのは一緒。
メキシコが特別なのは、やはりタコスというとうもろこしの粉を使った主食があることでしょう。

 


入国早々さっそく食らったタコス。どの町にも、「タケリア」という、つまりタコス屋がいっぱい。
基本、トルティーヤに具をはさんで食べる、のは皆さんご存知の通り。


具は、鉄板焼きの各種お肉はもちろん、
パストール(ドネルケバブみたくあぶり焼きのでっかい豚肉の固まりをそぎ落としたもの)
チョリソー、トリッパ(内臓煮込み)フリホレス(豆の煮込み)などなどあり、どれもうまい!
トマト・玉ねぎ・シラントロ(香草)のみじん切り、ライムが入れ放題な店も多く嬉しい。
サルサは辛さも種類も豊富。これがメキシコ料理かぁ。ぜんぜん知らなかったよ。

 


チーズをたっぷり乗せて焼く大判ケサディーヤ。かなり好き。
関係ないけど壁のゲバラ、似てない・・・

 

 

メキシコで食を語るうえで、絶対はずせない町が、
オアハカ。ここにしかない食べ物も多くどれも絶品。まさに食い倒れの町ね。

まず、なんといっても、オアハカチーズといわれる独特の濃い風味のある裂けるチーズ!
市場で買うとこんなふうに巻いてくれる。500g 34ペソ。約160円。 
毎日の部屋飲みのつまみに、ね。しめしめ。

 


オアハカチーズをたっぷり使ったサンドイッチ屋さん。

 


そのまま裂いて食べても、熱くしてトロトロでもうまい。もうメロメロ!日本でも毎日食べたい!

 


ちなみに部屋飲みをおおいに楽しませてくれたのは、チーズと、ビールと、このトマトジュース。
そう、大好きなレッドアイがチーズに合う合う!しかも、こっちのトマトジュース、
アサリのエキス入りが普通なの!まるでビールと合わせてくれといわんばかりの!鼻血!

 


ソパ・オアハケーニャ(オアハカスープ)も大好物に。
豆をベースに、アボカドとチーズ。意外な具のスープだけど、もう、ずるいよねってくらい美味。 
(奥にボケてるのはタマルっていうとうもろこしを葉でくるんで蒸したオアハカ伝統料理ね。) 

 


オアハカはチョコレートも有名。カフェでいただくホットチョコは町中みんなの人気者。
これまた、ずるいと唸るしかない。どんだけゴルダ(デブ女の意)にさせんねん!くぅー 

 


またオアハカ独特の食材が、この花。カズエラっていう、ハイビスカスかかぼちゃの花を
思わせる花なんだけど、レタスみたいな感覚でタコスの具やおかずに使われる。


これはホテルのスタッフがカズエラを食べたことない私たちに食べさせようと
作ってくれてるとこ。しゃきしゃきしておいしかった!ありがとう! 

 


あ、オアハカ、もちょっといいですか?しつこい?
オアハカ料理といって絶対はずせないものがあるのです。それがモーレ。
たくさんの野菜ととうがらしと木の実を煮込んで煮込んでコクと旨みを凝縮させたペーストが
こんなふうに売っているのね、で、材料によって味が違って、7色あると言われてるんです。
観光客には、チョコレートをMIXしたモーレ・ネグロがあまりに有名だけど、
私が気に入ったのは、アーモンド仕立てのモーレ・アルメンドラード。


それが、これ。どんと乗ってるのはチキンです。雰囲気はシチューとかカレーなんだけど
もっと甘みがあって、深みもある。ほんとにほんとにヤバいうまい!

いんやあ、参りましたオアハカ。
このモーレだけは、作り方を習いたいって思ったんだけど、なんせ入ってるとうがらしの
種類が半端なくて、しかもメキシコしか出回ってないアンチョビーみたいな
旨味のある種類のとうがらしも必要なもんだから、日本で作れる気がしなくて断念。
「モーレを食べに週末メキシコに。」という身分になれるよう頑張ることにします(主に勇輝が)。 

 


あとはねー、市場の肉屋がその場で焼いてくれる焼肉もうんまくてねーーーー

 


どの町にもそこらじゅうにいる可愛い屋台も。タコスにホットドックに甘いものに、
これまたいちいち旨いんだから参るよーー


そんな屋台でさりげなく出てきたハンバーガー。
旨すぎて「何これ!」と二度見。たっぷりの玉ねぎとトマト、辛いサルサがメキシコ風味。

そんなふうに結構肉肉しく過ごしてきたとこで
訪れた海沿いの町マンサニーヨ。

二人のお気に入りリストに堂々入るすんばらしい魚介レストランを見つけました。


贅沢すぎるスープ。ダシ出すぎだから!


魚介マリネ。サルサとケチャップ、レモンをたっぷりかけて。
ああ、やばい!思い出すだけで唾液がーーー。 

 

 


関係ないけど、メキシカンづくしの胃を休めにふらりと入った中華料理屋
の定食で出てきたもやし炒め。@サンクリストバル。 
胃を休めるはずがあまりに多くてお持ち帰りにして、その後2日間食べ続けたという、
ある意味メキシコ人の食べる量を物語る一品となっています。

(小麦粉と比べ力強いとうもろこしの粉を消化するパワーが身についてなかったのか、
私たち最初しばらくお腹をくだしてて・・3食タコスは正直キチかったのです・・)

 


関係ないけど、運転席側のサイドミラーが無い車があまりに多くて謎でした。
メキシコ人の友人に聞いたら「盗まれる」のだと。そういえば古い車ばかりだった。
町じゅうでミラーの取り合いが密かに行われている・・・怖いけどちょっと可愛い。

 


関係ないけど、このときのボリパー具合です。
国籍不明。こんな陽気でカラフルな町を、一瞬でそこだけ重い空気にする妖怪モッサリ。

 

 
メキシコではたっくさん歩いたなあー。
古ぼけて可愛い食堂やカフェ、いつも人でにぎわってる屋台、ジュース屋にアイス屋・・・。

いつでも、どこでも、美味しくて楽しいメキシコ。
いつでも、どこでも、常に何か食べてるメキシコ人。

なーーんか、この国の幸せなムードは、食から来てるのかもしれない。
ほら、美味しいもの食べると幸せになるでしょ?

ラブ!メキシコめし!
みなさんにもぜひ現地で味わってほしいな!

 

そして・・・
毎晩止まらないメキシコビールの効果もあいまって
入国を機にぐんぐんふっくらしていった私の
もう1つの楽しみはお買物!
るんるんしてるのは私だけ?
な投稿、まだまだ続きまーす! 

 (MIWA)