2011年。いよいよ、南米。

本当は西アフリカを数ヶ月と思っていたけれど、
今年は時間を気にせずどっぷり南米を楽しもうと、
バルセロナで2人で軽く話をして、ペルー首都、リマ行きのチケットを取った。


(リマに着く前に飛行機から下を見下ろす。アマゾンだって。アガったね~)

南米。
と聞くと まず思うのが「危険」という事。

やれタクシーに乗ってたらガラス割られて荷物かっさわれただ、
強盗は銃を持ってるから抵抗するなだ、
スラムのキッズは半端なくデンジャラスだ(CITY OF GODの世界ね)。
まあ怖い話はいくらでも聞いてきた。

1年旅をしてまったく怖い目に合わなかった僕らも
「更に気を引き締めて」とかなりビビりながらリマの街を歩いた。


(マック健在)


(変な着ぐるみ君たちが交通安全運動してた)


(去年開通したという専用レーンの高速市内バス「メトロポリターノ」車内より)


(サロンも充実。10ソル(300円)でがっつり行ってもらった。コンセプトはサムライ)


(海を望む一番のモール「ラルコマール」。平日から人で溢れていた)

ん?なんかちょっと雰囲気が、違うぞ。
ビーチ沿いのビジネスと開発の進んだエリア(ミラフローレス)
に主にいたというのはあるが、ダウンタウン含め、
街はキレイで人とビルに溢れている。
夜でも危険の「臭い」があまりしない。

勿論カメラ下げてれば昼でも物売りのおばちゃんから通りがかりの若者まで
「ひったくられるからバッグに入れな」と注意してくるし、
スリの話は多く聞くし、危ないエリアも多数ある。

だから最低限の注意は勿論絶対に必要。
人生に財布を無くした回数10回は下らない僕は
必ずズボンか身体に財布をくくりつけてるし
バッグは座ってるときも絶対に紐を持ってるし
2人で常に周囲に注意をしてるつもり。
「そうすると盗人達も分かる」と現地の人も言っていた。

でもリマを歩いていて、
自分の持っていた「南米」のイメージとの乖離に驚いたのは事実。
街や国、もしくは南米などという大陸単位でくくってイメージをつくるのは
ホント違うなあとしみじみ思った。


(ミラフローレス中心地から徒歩圏内にビーチ。波が良さそう?それは後ほど)


(休日になると人でごった返す。ビキニの姉ちゃんが気になる?それも後ほど)

*

思えばW杯で南アフリカに行く時もそうだった。

ネットには危険情報が溢れていた。
行ったら間違いなく身包みはがされる、
こんな所で開催は狂ってる、という批判や、
行く前に宿を手配しないと危険だとして
法外に高いツアーを売ろうとする旅行代理店。

でも実際に行ってみて、宿を現地で見つけて、
街を歩き人と触れ合ってみて、
今思うのは「そんな見方は現地の人に失礼」という事だ。
超危険と言われる都市にだって、
今この瞬間数百万人の人が生活をしていて、
その超大多数がイノセントで超優しい人たちだ。

一部の突出した何かの情報により全体を判断してしまう事は
本当にもったいないし失礼になる事が多々ある。

特にメディアは突出した事件や出来事を強調して
普通の、なんでもない日常を報道しない傾向がある。
(ビジネスとしての成り立ちを考えるとしょうがないのだが)

だから、少なくとも旅行に関して言えば、
メディア情報は適度に受け止め、
現地に行く事、自分の目と耳と鼻と肌で、
感じること の大切さを痛感せずにはいられない。

と書いて明日には身包みはがされてるかもしれないけど。

*

最後にリマ写真をもうちょっと。
まずは街で大流行のスケボーキッズ達。

*

続いて恋人達。こちら恋人達の公園からお届けいたします。


(こんな像がどデカく立っている横では、)


(こういうことになっております。)

*

夜遊び好きの方もリマは最高に楽しめるはず。
しかも入場無料だからホッピングしまくりで最高。


(宿でピスコ注入してみんなで出発)


(バランコというエリア。この通りの店は全てクラブというかディスコテカ)


(こちらアルゼンチンからの大学生アジェ&ソル、言葉通じないのにノリいいよねみんな)


(でもこういう店に入るのはやめましょう(今思えばどう見てもイケてない))


(最初はサルサっぽい曲だったのだが途中からボンジョビ、そしてガンズに・・・ 即退出)


(次の店はサルサ系で結構盛り上がってた、サルサの練習を決意しました)

*

最後に、まーじ最高の、夕暮れを。
街に出て、海沿いで雄飛を眺めつつ宿に帰る。
毎日歩いてもまったく飽きなかった。

てことで、リマ、最高。
ケープタウンに肉薄する最高都市となりました。
冗談抜きにマンション買いたい。共同出資者、お待ちしてます。