ハリドワール滞在最終日。
まだまだ興奮冷めやらぬ喧騒の中、
屋台でインド臭い財布(ダサ可愛い。いや、ダサい)を選んでいる
日本人をふと見かけた。
あれ?
どっかで・・・???
フラウで一緒にお仕事をして、
仲良しになった
イラストレーターの海太さんに似ている。
???
まさかね。。。
・・・
海太さん、だっ!!!
ぎゃーーー!!!
HUG---!!!
勇輝はきょとん。財布屋のおっさんはもっときょとん。
うわーーー
なんでなんで????
「連絡入れようと思ったんだけど忙しくてとにかく
クンブメーラに間に合うように飛び出して来ちゃって・・・」
渋谷や恵比寿ならまだしも!
いや、デリーやムンバイならまだしも!
こんなところで!こんなところでーー!一気に血圧が上がった。
以前インドに1年滞在して、人や牛やいろんなイラストを描き
南インドの印刷所でイラストブックを製本した海太さん。
http://www.suzukikaita.com/book/book00.htm
今回はサドゥの絵を描きに来たという。わあ、それ最高!
また南インドで製本するんだって。超楽しみだ。
勇輝を紹介し、レストランでジュースを飲みながらひとしきり話す。
そのあと勇輝はサドゥのキャンプに連れてってもらって、
ふたりで戻ってきた。
もうすぐ15時。列車の時間が近づいてきた。
おもむろに、ノートを取り出す海太さん。
「ふたりを描きます」
ええーーー!!!マジ!?
私が照れてまっすぐ前を見れなくなってたのに対し、勇輝は堂々とモデルをこなす。
いつもの海太さんのまんま、ほんわかしたまんま、描きあげてくれた。
できあがったのはこちら。
うーん。やっぱ海太さんの絵、好き。
なんか優しい顔してるね。
心から、光栄だった。ありがとうございます。
列車に乗り込みしばらくして、
勇輝が、海太さんの持つ独特のムード
飾らない、壁がない、フランク、でもすごく謙虚、そして快活に笑う・・・
勝手に分析して、素敵だなあーーー!!!と感動していた。
あと、イラストを描くお仕事ってすごいねえと。
そうだねぇ。
絵を描くことで人をこんなに喜ばせられるなんて。すごい。
「お礼に、歌います。」
くらい言えるように、
私たちもなにかハモリの練習でもしようか。
(MIWA)