長距離バスの窓からゴルフ場が見えた。

ふと昔タイを旅していたときにお話した
日本人のおじさまを思い出した。

「タイは物価は安いしゴルフも安くてし放題、最高だよ」
50歳くらいの方だったが
タイに家を買ってご隠居生活とのことだった。

あのおっさんは南アについては何と言うだろう。
美しい街と大自然、ゴルフ場もたくさんだ。
でもタイの女の子が好きだとも言っていたかも。
というか、ゴルフが重要な人もいれば
他の要素が重要な人もいるだろう、
特に安全とか考えると南アは微妙かもなあ、、、

 

移動の時間は、以前もクソ長い投稿をインドで書いたが、
考えを整理したり悶々としたりする良い時間になっている。

南アは広い。
移動のバスも軽く10時間20時間かかかる。
目の前に広がるだだっぴろい大地を眺めながら
旅行後に何処に住みたいか、色々と考えた。

 

何も無い大地をひたすらゆくと

 

たまに突如と居住地区があらわれたり

 

スラム的な集落があらわれる。

タイのおじさまではないが、
住む場所を考えるときには
色々な要素が絡んでくるだろう。

物価、ゴルフをはじめとする趣味、気候、
南アなどの外国を考えると安全性なんかも重要だろう、
あとは当然仕事におけるアクセシビリティや
家族や友人との距離も。

住む場所を考えるときに考慮する要素は
自分が何を大切にするか、価値観の鏡だと改めて思う。

思えば社会人なりたての時
下北沢の超ボロアパートに住んでいた僕が大切にしたのは
都会へのアクセスと、住む街の魅力だった。

美和と住むにあたり探した家の要件は
「広いバルコニー」だった。
これは今思えば仲間達が集まれるという価値と、
住む(街ではなく)家の空間に
重きを置いていたということだろう。

 

ベランダだけで40平米、ほぼ週パーティ、いやあいい物件だった(大家さんうるさくてごめんなさい)

 

パーティだけでなくまったりも良かった。環七沿いの夜景。

今日本に帰ったら何処に住みたいだろう、
ふと考えた。

イメージしたのは自然との距離が近い環境。
朝起きたらおいしい空気を吸えて
ベランダ(願わくば庭)から気持ちよい景色が見える。
それが何より最初に頭にうかんだ。

どういう自分(達)であれる場所なのか、
それが大切だと感じる。
自然との距離はそこに大きな影響を与えるのだと思う。

 

もう1度ケープポイント。南アに住みたい訳じゃないけど海と山、まじこれに尽きる。

 

費用や場所や近隣環境、、、
住む場所を選ぶにあたっての要素はたくさんある。
前の僕は、それら全てを並べ重要度をかけあわせ、
足しあわせ比較するような考え方をするところがあった。

今は、何が1番大切かを感じて、
そこにフォーカスしている気がする。
それ以外の要素のマイナス面は
工夫と努力で補うことができると思うから。

色々なことがシンプルになってきていて気持ちがいい。

まあ、お金をどうするという議論は全く抜けているのですが。。