そしてついに、パタゴニアへ。
元々は全く行く気が無かったのですが、
某カバちゃん氏のブログで「180°SOUTH」という映画を知り、
見たらサーフィンフィルムの巨匠クリスマロイが監督じゃーんと1人でアガり、
映画も見てないけど急に行ってみようかという気になった訳で、
モチベーションって面白いものだとしみじみ思います。
(180°SOUTHはマジ見たい。アウトドアブランドの2大巨頭
patagonia&NORTHFACEの創始者の物語ってのもいいし、
元々イヴォンシュイナードは大ファン)
まずピチレムから南へ10時間し、トランジットに「プエルトモン」という港町へ。
パタゴニアの定義は結構あいまいっぽいけど、
プエルトモン周辺はロンプラでは北パタゴニアにあたるとこ。
意味不明の像があるけど、
いたって普通の港町。
さびれた感じの市場で
おっさんを冷やかして
山で食べようとサーモンを買って、
貝好きとしてはこっちも迷ったけど宿にキッチンが無いので断念
クラントというごっつい貝のごった煮を食べ
バスだと片道30時間80ドルくらいするので贅沢にも飛行機でさらに南を目指し、
下は曇りでも上はきれえかねーと思うヒマもなく1時間半で「プンタアレナス」へ到着。
で、また市場行ってセビーチェを買うくらいのトランジット時間で向かったのが、
「プエルトナタレス」という町。
ここが、今回の目的地。
行くぜパタゴニア!!と意気込んでみたものの、
実は決めた時点では何処に何があるのかすらノーアイディア。
急遽ネットでいろいろ見てみたところ、雪山方面ではどうやら、
①チリのTorres del Paine→雪山、氷河、
②アルゼンチンのエルカラファテ→ペリトモレノというくっそ巨大な氷河
③アルゼンチンのエルチャルテン→アウトドアブランドpatagoniaのロゴの有名な山
④アルゼンチンのウシュアイア→地球最南端(ホントは違うけど)というステータス
あたりが注目どころのよう。
有名どころの④ウシュアイアは何故か呼ばれておらず、
何故か強烈に呼ばれた①Torres del Paineにとりあえず行こう、
でその後は雰囲気で②や③を考えよう、
そうプランニングした。
でこの「プエルトナタレス」は①Torresへの拠点の町となるわけです。
いいMAPがあったので勝手に拝借。赤線が経由都市、Torresは赤い四角で塗りつぶした。
*
さてプエルトナタレスに到着したのが午後3時。
勢いで翌日からTorresに行っちゃえと決断し、
その後はもろもろ準備に費やした。
今回のパタゴニアのテーマは「男を磨け」。
美和がやたら「雪山で男を磨いて来い」とリピートするので
自分の中でいつのまにかそうなったのだが、
アフリカで痛感した自分の男子力の無さ、
シーズンを外れたパタゴニアで磨いたろうじゃないの、と。
てことでツアーは激高いし勿論パスして、
山小屋や食堂も利用せず、テントやバーナー&鍋かかえて個人で行くことに。
あ、たった4日ですけど。
山の経験豊富がな方にはたいしたこと無いでしょうが、
根っからのTOKYOシティボーイの僕には大冒険なんですこれでも。
同じ宿になったゲイブリエルfromドイツとレンタル品の調達へ走る。
必要なものは、テント、マット、ガスバーナー、ガス、鍋、それに靴もあったらよい。
あ、あとモロッコ革バッグとコロコロのエレガントパッカーな僕はバックパックも必要だ。
5-6軒まわって最安の店でそれぞれを調達。
全部合わせて1日1400円。
最後にスーパーで食料を買い終わった時には9時をまわっていた。
レンタル品一式(+靴)。あと荷物は食料+寝袋。
ちなみに夕飯に行ったこのTOQUIって店は大当たりだった。
魚のグラタン600円(これでも他との比較では随分安い)、んまかった~。
*
そして、当日。
バスでTorresまで2時間。晴れたぜ!
バスを降り、
入場料を払い(3,000円)、
フェリーに乗って選択した出発点(色々なコースがある)を目指す。
見てこのターコイズブルー!!!
最高の天気とこのブルー、
超アガりにアガったスタートを切ることになりましたとさ。
(続く)