な、なんじゃここわぁあ!!
2年間の世界一周旅行とかしちゃうと、
まあ大体どこに行っても、引き出しの中にあるというか、
心からたまげることは無くなる。
が、あった。
そんな場所が。
空港に降り立った瞬間、その別世界っぷりにぶったまげた。
見ていた写真とは3つくらい桁が違うスケールの空間が、
目の前に広がっていた。
ラダック。
インドの北端、中国とパキスタンに挟まれ、
チベット文化圏に属するこの秘境。
旅好きなら死ぬまでに絶対行くべしと心から思える場所だ。
さてこのラダック、秘境と書いたが実は相当アクセスがよい。
起点となる町レーには空港があり、デリーから1本で行けるのだ。
レーでバイクやチャリンコを借りて近隣のゴンパ(チベット寺)や
山々を冒険するのが、ラダック旅の基本となる。
もしくはアクティビティ派は、1泊2日のツアーなりを組んで
中国との国境にまたがるすんげえ湖行ったり
トレッキングしたりするようだが、3泊しか時間がなかった僕は
ひたすらバイクで近隣のゴンパ巡りに徹底した。
写真では絶対に伝わらないけど、ここからは写真で。
この3桁増しで素晴らしい。ホントに。
まずはレーの町並み。ちょうど大きな整備計画が進んでいるようで、
バリバリ工事中だった。キレイになるのは素晴らしいけどちと寂しい。
インド、チベット、中央アジア、イスラム。このミクスチュアがたまらない。
身体の中から旅アドレナリンがみるみる出てくる。
そして同じ宿だったイカした仲間達とともに、バイクを借りていざ出発。
スゴくない?伝わる!?走りながら何度スゲー!!と絶叫したことか。
どこまでも広がる茶色い大地と囲む荘厳な山々。
空に広がるバッキバキの青。スモーキーターコイズの川。
白と茶のコントラストが美しい家々。
今この瞬間に、こんな世界が地球のどこかに広がっていることを、
僕らは決して忘れてはいけない。
しかも走ってる川は、インダス川。インダス川沿いをバイクで爆走。
もう響きだけでご飯1杯いける勢いだ。
てことで、川辺でランチ。
軍のカフェテリアでピザとケーキをテイクアウト。やばいって。
ランチを終え、向かうはゴンパ、チベット寺。
チベット自治区よりも残っていると言われるラダックゴンパの
織りなす世界には、ただ息をのむばかり。
ゴンパは大抵、丘の上にある。
荒野に突如表れるその姿は、天空の城だ。
そこに住むのは、僧侶と、素朴な村人達か。
そして、丘の上からの景色がまた素晴らしい。
最後に。写真だけでは伝わらないと、映像もつくってみた。
是非ぜひ、1人でも多くの方がこの地を訪れますように。