バンコク。
トランジットを除くと実はまだ3回目なのだが
随分「知ってる」気がしていたこの街のテーマを、
今回僕はスタイリッシュ・バンコクと設定してみた。

ノーモア、屋台。
ノーモア、カオサン。
ノーモア、パッポン。
ノーモア、ムエタイ。

いつぞやどっかの雑誌でバンコクがカッコいいと
書いてあったような記憶があるから、という単純な理由だが。

そういう目で街を見ると
お約束のどうしてこうなっちゃうの的センスの隙間すき間に
カッコ良さが散りばめられている気がする。
なんというか、デザインされているモノが多い。

スカイトレイン(BTS)の車内広告もスッキリ、
外側は必ずと言って良い程かなり気合いの入ったラッピング
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高級デパート内のネットカフェ、図書館、イベント告知
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スタイリッシュ的には高い所も登っちゃおう。
ここ数年の流行りらしい高層ビル屋上バーにて。
こちらバニャンツリーは先駆けらしい。
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地元っコは何処で遊んでいるのか?
ネット検索の末行き着いたエカマイ-トンロー周辺のクラブへ。
museは若すぎ混み過ぎだったのでルーフトップバーへ、
その後は廃屋マンション風の「DEMO」へ、
いずれもかなりカッコいい。
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高級日本料理屋でランチしちゃうスタイリッシュローカル発見!
遊びに行くだけじゃなくて髪型もスタイリッシュに。ということで
美和から彼をナンパして行き着けのサロンを聞き出せとの指令が。

勇「ハーイ、キャナイジャスト、ユノ・・」
彼「イェア?」
勇「オー、アジャスウォンテドトゥノウ、
ウェアユーカッチュアヘアー、
コズ、ユノ、ウィアトーキン、ユアヘアスタイルイズソーナイス、ユノ」

軽く緊張している。you knowを連発。

彼「オゥ、マイヘア?センキュウ」
彼「イッツコールド、LOUNGE、アッケイビレッジ」
発音がタイ人じゃない、ネイティブかこいつ!?
ラウンジのLがなんかホンモノだ。
後ろで亜矢がケイビレッジを知っていると頷く。よし。

勇「オーサンキュウ、サンキューソウマッチ」
帰ろうとすると後ろから新たな指令が。
写真を撮れと。
いやなんか、そういうのは美和さんの方が・・・まあいいや。
勇「ワンモアシング、キャナイテイクユアフォト?
アイウォナショウディスアットザサロン、ユノ」
なんか恥ずかしい、とっさに言い訳をつけるが大丈夫か!?

彼「シュア」
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うぉーなんかポーズしてるよ目がうるんでないか口元なんだこれ!?
てかもしや*俺もそっち側で勘違いしてないよな!!!!!?

はい。
ということでお約束の
「現地でイケてる髪にしてもらおう」企画、
については次回書きます。

まとめ。

いつもは比較的ローカルさを感じるよう行動していたが
今回はあえてスタイリッシュ側をまわり、
「タイのお金持ち」を肌で感じることとなった。

昼は屋台の20倍するジャパニーズレストランでランチし、
服はラルフローレンのポロシャツ、
夜はやはり屋台の数十倍の値段するビールを片手に
クラブで踊り狂う、タイのイケイケ若者達。
女の子達も相当スゴい。
museやDEMO周辺ではまじでモデル級のスタイルのコ達が
百人単位でたむろしている様子は圧巻
(いや健さん、、ホントの女の子だと思いますよ、まじで)。
東南アジアでは何かと感じることのあった
ジャパニーズプレミアムもヨーロピアンプレミアムも皆無、
だって彼女達はヨーロッパでお金使う側だもんね!?

そこに社会の根底にある格差を見た。
インドのカースト制度は有名だが
この格差はタイ以外にもインドネシアでもマレーシアでも感じたもの。
宗教や文化(もあるだろうが)というより経済格差、
が当たり前に存在している雰囲気。

聞くところによるとタイでは相続税(贈与税)が無いらしい。
土地をたんまり持ってる家に生まれたら
お父さんが資産の有効活用に成功しなくても
いつかハイって土地がもらえて働かなくてもお金が入ってくる
(ちょっと言い過ぎですが)。

社会システムとしても格差を是認してるとも取れる。
(新政権では本格的に導入の議論が開始したとか聞きますが)。
ちょっとネットで検索しただけだけど
その富の分配をしない仕組みがどのように
正当化されているのかよく分からなかった。またそれに貧困層の人たちが怒ってるかというとそうでもなさそう。
「サバイの精神」だから上昇志向が薄い、という意見も。
(サバイ=タイ語で気持ちいい、の意味)
そういや遠いから嫌、混んでるエリアは嫌、

等の理由でタクシー運転手に何回も断わられた。
機会平等のしくみがモチベーションを生み国が繁栄する、
ってことにはなっていないのか?
でもバンコクはスゲー都会だしタイって結構経済成長率高いよな?
どういうことだ?
あーでも昔の日本も機会平等だったかってそうじゃなくて
社会保障とかの充実ってのは結局経済成長の
後回しになってるってことなのか?
みたいな事を感じたわけです。
まとめじゃなくて感想作文、
てことで議論の浅さは容赦下さい。
とにかくLOVEバンコク、です。