男子力。
キャンプ行くとテント張りが超手際良かったり
電気系統や配線にやたら強かったり
道にめっぽう詳しかったり
そういう「男ならでは」の能力。
わかるだろうかこのニュアンス。
自由な個人旅行もまた、
この男子力を試される関門が目白押しだ。
特にアフリカのような所では。
そして、ナミビアである。
日本を発ってすぐだが、
僕らはいま ナミビアにいるのだ。
敬愛すべき元祖冒険ヤロウの鬼内さん
を初めとして多くの方からお墨つきを頂いたこの国。
ケープから総工程約4000km(予定)レンタカーの旅
をスタートした僕ら(僕)を待ち受けていたのは
度重なる男子力テストの洗礼だった。

ケープタウンから北へ。後ろに見えるはテーブルマウンテン。

時おり見かけるヒッチハイカー達、お疲れ様ですごめんなさい。
必要以上のエンジン音がなんとも滑稽だ。
思えば「車に強い」こそ男子力の際たるものだろう。
快適で故障しづらいオートマ車で育った僕の男子力に
早速ケチがついた。

ケープタウン近く、芝生がキレイで時おり牛や羊の群れが。

その後山を越え、川を越え、

菜の花畑を越えていく

綺麗な芝生は徐々に荒々しく 北上するにつれちょっとずつ変わっていく景色
ナミビアとの国境を越えると、
100km毎にやっと1つ小さな町がある程度だろうか。
それ以外は何もなく自然のど真ん中をひたすら走る。
とにかく何も無い。
大自然の壮大さとそこに道路やフェンスを引いた
人間の労力に敬意と畏怖の念でいっぱいになる。

国境は南半球最大と言われるキャニオンのふもと

イミグレや車両登録などの簡単なスタンプラリーで通過

その先はだからとにかく何も無くて

何もなくて
3日目。国境から300km北上した街(キートマンズショプ)
から西へ砂漠を目指していたところで、
恐らくこの旅行全体でも最大のトラブルとなる
ハードコアな男子力テストが待っていた。
走行中、見ると何かランプがつきだした。
車の説明書を見ると「coolant」と書いてある。
熱くなりすぎたのだろうか。
よく分からないが一回停止して再度走り出す。
状況は変わらずランプが再度点等した。
じわりと嫌な予感がした。
落ち着け勇輝。
とりあえず車を止めて様子を見よう。
再度停止してみる。
なんかプスプス音がなっている。
ん?
もう1度かける。
いつもとは違う乾いた音が鳴る。
が、かからない。
不安は落胆、そして絶望感へ。

動かなくなる前に停めたところ
「荒野のど真ん中でエンジンがかからないけどどうする?」
(続く)